政策と希望 大阪中に
「結ワゴン」運行始まる
夏の参院選躍進を期し、わたなべ結大阪選挙区候補と党の政策・魅力を広げるデコレーション仕様のラッピングカー「結ワゴン」が完成。11日午後、お披露目を兼ねて、大阪ミナミの繁華街を走行しました。
力を合わせて政治変えよう
難波マルイ前、でんでんタウンや心斎橋、アメリカ村など若者が集まるスポットを駆け巡ったわたなべ候補。自らの体験を交え「派遣労働」「高い学費と奨学金問題」「戦争と平和」などの政策を熱弁。「日本共産党と力を合わせ政治を変えましょう」と呼び掛けました。
「結ワゴン」は、車体上部の看板で「みんなの力で政治を変える―大阪の願いを国会に結ぶ―」「戦争法廃止の国民連合政府を」とアピール。ボディの両側には、「戦争法許さない」と国会議事堂前を埋め尽くした人々の写真を配し、助手席側には、平和の願いをモチーフに水色で「青い空」をデザインしています。そこに白い雲、浮かぶ風船に「賃上げで景気回復」「正規雇用をふやす」「憲法を生かす」「学費の値上げを」「消費税増税ノー」などの願いを書いています。
運転席側には、戦争法が強行可決された日の未明に、わたなべさんがインターネットのフェイスブックに投稿した言葉「絶望なんてない。むしろこの国に今湧き上がっている民主主義を守ろうという市民の声に、新しい政治をもとめる息吹に、希望を感じる」「私は自分を奮い立たせ、声をあげる。同じように願う仲間たちと、人間らしく生きるために」「戦争法を廃止に追い込み、立憲主義を取り戻すまで、この国に生きる一人として声を上げ続ける」を刻んでいます。
軽快な音楽に次々振り返り
天王寺区内での出発式でわたなべ候補は、「『戦争法』強行成立の悔しさを決して忘れない、どんなときも仲間と一緒にたたかい抜き必ず勝利して、国民の力で戦争法制を廃止にするとの誓いを込めました。大阪中を駆け巡り、党の政策と希望を語り広げていきたい。この車を見つけたら、ハッピーになると思ってもらえるようなものにしたい」と語りました。
出発後、「結ワゴン」からは軽快な音楽が流れ、通行人が次々振り向きました。
移動中も助手席の窓から手を振って声援に応えるわたなべさん。行く先々で「結ワゴン」は注目を集め、「共産党やって!」「憲法九条賛成!」と声援も飛びました。
オタロード、アメリカ村…
みんなの力で政治変えよう
「結ワゴン」完成・初走行となった11日午後、わたなべ候補は、辰巳孝太郎参院議員と共にミナミの繁華街を駆け巡って訴えました。
この日の宣伝はライブ風のトークで司会進行。わたなべ候補は、自らの生活体験を踏まえて等身大の青年の姿、願いを語り掛けるように訴えていきます。
「皆さん!働いた時間の分の給料がちゃんと支払われていますか?」
アニメファンのメッカとして知られ、若者が集まり、あちこちの店頭で行列ができる日本橋の通称「オタロード」。わたなべ候補の張りのある声が響くと多くの通行人が振り返ります。
大学時代に自ら体験した就職難や卒業後に非正規で働いた経験を紹介したわたなべ候補。
「いつになったら自立できるか分からない、将来を見通せない不安な思いになりました。一緒に働く派遣の同僚が首切りに遭うのも見てきました。働くルールを壊して、大企業だけが利益を上げる仕組みは、間違っています」
先月、わたなべ候補が発表した「大阪若者提言」を作るにあたり、1千人以上の若者から聞き取った生活実態にも触れながら、低すぎる最低賃金制度や世界一高い学費の問題や、奨学金だけでは不足するため、アルバイトしなければならない学生の現実を告発しました。
わたなべ候補は150億円の予算があれば給付型奨学金が実現可能であると紹介。一方で、増え続ける軍事費の矛盾を指摘し、「若い皆さんが学ぶことが、社会の発展につながります。社会全体で若者の学びを支える日本を実現しましょう。これからの日本を担う世代の皆さんと力を合わせて、将来に希望の持てる政治に変えていくために、全力で頑張っていきます」と訴えました。
「私は日本で生きる若い世代の一人として、日本が戦争する国として進むことを、断固拒否したいと思います」――若者や家族連れが行き交うアメリカ村の三角公園で、わたなべ候補の声がさらに響きました。
安保関連法制の下、米軍の戦争支援に自衛隊が駆り出される恐れを指摘し、「日本国憲法の下では許されていない。作ってはいけない法律だ」と強調。「この国の未来に戦争がやってこないよう、私たちが戦争に加担しないよう、一緒に声を上げ、戦争法を廃止させましょう。憲法を守り抜こうではありませんか」と呼び掛けました。
「私たちの力はたとえ一人の力は小さくても、決して無力ではありません」と力を込めるわたなべ候補。昨年の「戦争法」をめぐる国民の声と運動が大きな力となり、安倍政権を追い詰めたと指摘し、「選挙で1票を投じることで、この国の主人公である国民の民意を示すことができる。夏の参院選は、国民の声を聞かない政治を変えるチャンス。力を合わせて明るい未来につくり変えていきましょう」と語り掛けました。
オタロードで足を止めた30歳の男性は、「憲法9条を守ろうと訴える共産党の主張に共感します」と語り、アメリカ村でわたなべ候補の演説を聞いた女性(28)は、「国民の声が社会を変える力だとわたなべさんが訴えていたことに感動しました。若者の声を代弁してくれる共産党に大きくなってほしい」と話していました。
(大阪民主新報、2016年2月21日付より)