おおさかナウ

2016年02月28日

オール沖縄に連帯
新基地建設止める力に

わたなべ結参院大阪選挙区候補
沖縄のたたかいと交流

約300人が参加した米軍キャンプ・シュワブゲート前での抗議集会で連帯あいさつするわたなべ氏(左)=17日、沖縄県名護市内

約300人が参加した米軍キャンプ・シュワブゲート前での抗議集会で連帯あいさつするわたなべ氏(左)=17日、沖縄県名護市内

 沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設に反対する「オール沖縄」のたたかいに大阪・全国からの連帯が広がる中、日本共産党のわたなべ結参院大阪選挙区候補は15日から17日まで、沖縄入りしました。翁長雄志知事が行った埋め立て承認の取り消しを求めて代執行訴訟を起こすなど、民意無視の暴走を重ねる安倍政権。わたなべさんは、抗議の座り込み行動に駆け付けました。(小西進記者)

歴史つくる県民翁長知事支えて

辺野古での座り込みはこの日4320日目。写真家の山本英夫さんは「まぎれもなく新基地建設。規模も面積も闇に包まれている」と怒りを込めました=15日、沖縄県名護市内

辺野古での座り込みはこの日4320日目。写真家の山本英夫さんは「まぎれもなく新基地建設。規模も面積も闇に包まれている」と怒りを込めました=15日、沖縄県名護市内

 17日、午前7時前。米軍キャンプ・シュワブ前はまだ闇に包まれていました。最低気温10度、風が体温を奪う寒さの中、辺野古テント村に近い駐車場などから自動車のピストン輸送で、新基地建設に反対する抗議行動の参加者が続々と到着しますが、人々の顔もはっきりと区別できません。
 やがて朝日が、工事車両が出入りするゲートを塞いで停められた装甲車、その周囲に座り込む人々の姿を照らし出す中、集会が始まりました。沖縄県議や町村議が参加する「議員デー」で、日本共産党の渡久地修県議団幹事長は、前日開会した2月県議会の所信表明で翁長知事が「辺野古に新基地を造らせないことを引き続き県政運営を柱にする」と述べたことに触れ、「歴史をつくるのは県民。知事を支えて頑張っていこう」と呼び掛けました。
 司会者から「県議選(6月)、参院選で安倍政治を許さない候補者の全員当選に奮闘したい」と紹介されてマイクを握ったわたなべさんが、「新基地建設反対という思いで、皆さんと少しでも力を合わせて、この場で基地建設を止める一つの力になればと参加しました」と切り出すと、参加者から「ありがとう」の声が飛びました。

なんとしても止めたいとの思い

東村高江のテントで。オスプレイが昨年5月、ハワイで墜落したその翌日に普天間から飛行したことに「黙っていられない」と座り込みに参加した男性の話を聞く=16日

東村高江のテントで。オスプレイが昨年5月、ハワイで墜落したその翌日に普天間から飛行したことに「黙っていられない」と座り込みに参加した男性の話を聞く=16日

 15日に辺野古テント村を訪ね、抗議行動を排除するための浮標(ブイ)が連なる大浦湾を目の当たりにしたわたなべさん。「人殺しの基地が強化され、新しい基地が造られることをあらためて聞き、本当に皆さんと一緒に力を合わせてなんとしても止めたいと思いを強くしました」と語ると、再び「ありがとう」「よし」の声が起きました。
 わたなべさんは、民意を無視する安倍政権の暴走は、沖縄の新基地建設だけでなく、大阪や全国各地に共通して起きている問題だとし、「翁長知事を孤立させず、沖縄の皆さんに連帯し、引き続き大阪で世論を広げる力になっていきたい。共にたたかい抜いて、必ず最後は勝利しましょう」と決意を語りました。



わたなべさんは16日にヘリパッド建設断念のたたかいが続く沖縄本島北部の東村高江、17日には嘉手納基地(嘉手納町)と普天間基地(宜野湾市)を視察・交流しました。

普天間基地minpou

垂直離着陸機MV22オスプレイが24機配備されている普天間基地。日本共産党の知念基男宜野湾市議は、「午後10時以降でも基地周辺を旋回訓練。夜間でも住宅地でもおかまいなしだ」=17日、沖縄県宜野湾市内

(大阪民主新報、2016年2月28日付より)

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