戦争法廃止・安倍内閣退陣へ「野党+市民」の力で
泉州サウンドDEMO 岸和田で街頭演説
「安保法制廃止」「安倍政治ノー」「立憲主義回復」を掲げて、泉州地域で戦争法反対の取り組みを続けているグループ「泉州サウンドDEMO」が4月24日、岸和田市の南海岸和田駅前で街頭演説を行いました。
街頭演説では、若者や市民団体のメンバーが戦争法廃止と安倍政権退陣へ、野党共闘を求めてスピーチしました。
日本共産党の宮本岳志衆院議員、わたなべ結参院大阪選挙区候補、北村みき衆院大阪19区候補、民進党の尾立源幸参院議員、長安豊元衆院議員、野田悦子泉大津市議、社民党の井上幸洋府連副代表、緑の党の高橋登泉大津市議が参加。生活の党の小沢一郎代表もメッセージを寄せました。
訴えの合間には、「平和を守ろう」「選挙に行こうよ」「選挙に勝とうよ」「集団的自衛権はいらない」とコールを繰り返し、「野党共闘の実現へ、野党と市民が力を合わせよう」とアピールしました。
市民の力今こそ見せよう
野党がしっかり手携えて
立憲主義の回復へ全力で
野党共闘で政治を変える
「泉州サウンドDEMO」が4月24日に岸和田市の南海岸和田駅前で行った街頭演説「野党共闘求む」では、「みんなの命・めちゃめちゃ大事」と書いた横断幕が掲げられたサウンドカーで、野党各党や市民グループのメンバーが演説しました。
日本共産党のわたなべ結参院大阪選挙区候補は、「安保法制は日本を守るために必要」という声があることに触れ、「9条でできないとしてきた歯止めを外して、日本の自衛隊を海外に出しアメリカと一緒に武力行使する、日本の防衛とは関係のない法律」と述べ、野党共闘と市民の力で廃止まで頑張る決意を表明。「憲法を踏みにじって恥じない安倍政権は、私たちの1票1票で政権の座から降りてもらう。その市民の力をいまこそ見せましょう」と呼び掛けました。
岸和田市在住の宮本岳志衆院議員は、1937年の日中全面戦争の開始とともにだんじり祭りが禁止されたことを紹介。「大手を振って祭りもできないのが戦争。二度とそんなことを許してはならない。野党がしっかり手をたずさえて、戦争法廃止、『閣議決定』撤回、安倍政権退陣までたたかい抜こう」と語りました。
民進党の尾立源幸参院議員は、「反対世論を無視した昨年9月19日の強行採決を一生忘れない。これを撤回させ、平和な日本、立憲主義回復へ運動を広げるため全力で頑張る」とあいさつ。社民党の井上幸洋府連副代表は、「野党共闘は選挙で勝つだけではなく、日本の政治を変えていくためだ。国民のための政治を取り戻そう」と訴えました。
和歌山の「WAVEs(ウェーブス)」、堺市の「ANTS(アンツ)」、「SADL(サドル、民主主義と生活を守る有志)」、高校生の「T―ns SOWL west(ティーンズソウル・ウエスト)」、「SEALDs KANSAI(シールズ関西、自由と民主主義のための関西学生緊急行動)」のメンバーが次々に訴えました。
「シールズ関西」の服部涼平さん(22)=和歌山大学4回生=は、「安保法制施行で自衛隊員の銃で誰かが死ぬかもしれない現実が目の前にある。どこが『安全』なのか。安保法制をつぶすためには野党共闘しかない。僕たちの声を反映した政治家が必要。だから僕は野党共闘を求めます」と語りました。
(大阪民主新報、2016年5月1、8日付合併号より)