2016年09月04日
清水忠史の国会レポート
基地ない平和な沖縄へ連帯
8月24日から3日間、決算行政監視委員会の視察で那覇市、豊見城市、恩納村などを訪問。沖縄振興予算の執行状況を監視するのが目的です。離島に住む高校生のための寄宿舎運営や、交通渋滞緩和のためのモノレール延伸事業など、県民に役立つような事業もあれば、巨額の交付金を投じながら、本当に沖縄振興なのかと疑いたくなるような沖縄科学技術大学院大学(OIST)なども視察しました。
大型クルーズ船が何隻も寄港し、外国人観光客が増え続け、華やかに見える沖縄県で、基地の被害に苦しむ県民が大勢いることを忘れてはいけません。
委員会の視察任務を終えた翌日、オスプレイのヘリパッド工事が強行されている東村高江を訪問。テントで座り込み行動を続けているみなさんを激励しました。決して警察や機動隊の挑発に乗らず、非暴力で節度ある抗議をされていることが印象的でした。
また、美しい海を埋め立てて、耐用年数200年にも及ぶ巨大な海上基地を建設しようとしている、名護市辺野古も訪れました。キャンプシュワブの米軍がわが者顔で水陸両用車を走らせ訓練する様子や、自然の山々に砲弾を撃ち込み山肌がむき出しになっている環境破壊の現場を見るにつれ、本当に腹立たしく思いました。
爆音に苛まれ米軍関係者による犯罪がなくならない状況に、沖縄県民の怒りは限界を超えています。
大阪に住む私たちも連帯して、基地のない平和な沖縄を取り戻しましょう。(しみず・ただし 日本共産党衆院議員 毎月第1週に掲載)
(大阪民主新報、2016年9月4日付より)