2016年11月06日
松井知事は発言撤回・謝罪・辞任を
府庁周辺を抗議デモ
沖縄県東村高江で米軍ヘリパッド(着陸帯)の建設強行に反対する市民に、「土人」「シナ人」などの差別暴言を行った府警の機動隊員=訓戒処分=に、松井一郎知事(日本維新の会代表)が「出張で御苦労様」などと擁護した問題で、「府警暴言と松井知事の態度は許せない!」と10月28日、府庁一周の昼休みデモが行われ、160人が参加しました。デモ終了後には、松井知事に擁護発言の撤回と謝罪、辞任を求める個人請願640人分を提出しました。
国民大運動大阪実行委員会、府民要求連絡会(府民連)、憲法改悪阻止大阪府各界連絡会の3団体が主催。デモに先立って大阪城公園の教育塔前で行われた集会では、団体の代表があいさつ。大阪労連の川辺和宏議長は、機動隊員の処分だけでは済まされず、松井知事が反省していないことは許せないと批判。「今回の問題には現政権・国家警察、維新政治の体質が表れている」と述べました。
同日の沖縄県議会では、日本共産党など与党3会派と維新、公明が提案した機動隊員の差別暴言への抗議決議案・意見書案を、自民会派を除く賛成多数で可決。決議・意見書では暴言について「沖縄県民の苦難の歴史を否定し、平和な沖縄を願って歩んできた県民の思いを一瞬のうちに打ち砕いたもの」と厳しく抗議し、暴言が繰り返されないよう求めています。
(大阪民主新報、2016年11月6日付より)