茨木市議選15日告示・22日投票
自・維・公市政と対決し
市民の暮らし最優先へ
共産党 4議席への前進へ全力
15日告示・22日投開票の茨木市議選(定数28)で日本共産党は現有3議席から4議席への前進を目指しています。自民は公認・推薦7人(現有3人)、維新が9人(同7人)、公明が6人(同6人)、民進が2人(同2人)を擁立するほか、無所属の有力現職など四十数人が立候補するとみられる、多数激戦の様相となっています。
茨木市では、「オール与党」市政から維新市政、現在の「自民・維新・公明ブロック」市政が、国や府の悪政と一体に、彩都東部開発など大型プロジェクトを進める一方、市民には「財政が厳しい」と痛みを強要。保健医療センター付属急病診療所の小児科や、老人福祉センターのお風呂などを廃止してきました。
日本共産党は、大型プロジェクトの無駄遣いをチェックし、子ども医療費助成を通・入院とも小学校卒業までに拡充(所得制限なし)、国民健康保険(国保)の特定健診の無料化など、市民の願いを実現してきました。
選挙戦で同党は、子どもの医療費助成の高校卒業までの拡充、国保料・介護保険料の負担軽減はじめ7つの政策を掲げ、大型プロジェクト開発の見直しや基金の活用で財源も生まれることを示し、「3議席から4議席に増えれば実現の力がさらに大きくなる」と訴え、全員当選へ全力を挙げています。
維新の前市長の親族による市税の高額滞納問題で日本共産党は、他会派と共同して調査特別委員会(百条委)の設置など全容解明と、公正・公平・清潔な市政へ奮闘しました。
市議会は「前市長が関与して、差し押さえが先延ばしされた」と断定した百条委の報告書を承認し、証言を拒否した前市長を刑事告発するという事態に発展。維新は報告書と告発に反対しています。
新春宣伝で4候補が決意
清水忠史衆院議員を迎えた8日の新春街頭演説では、現職の朝田充、畑中たけし、大嶺さやか、新人のあさとう雅志の4候補が決意表明。6期目に挑む朝田候補は、前市長の不正疑惑など不正腐敗を許さず、大型プロジェクトの無駄遣いをただして市民の願いを実現する筋道を明らかにしていると強調。「この日本共産党を何としても伸ばして下さい」と訴えました。
4期目に挑戦する畑中候補は、安威川の支流を含めた豪雨災害対策強化はじめ、地域要求実現で3種の署名運動に取り組んでいることを紹介。「安全・安心のまちづくり優先で活気ある茨木市政の実現へ全力を挙げる」と述べました。
2期目に挑戦する大嶺候補は、市立図書館の利便性向上を議会で取り上げ、阪急茨木市駅やJR茨木市駅に図書返却ポストを設置させ、学校給食での地産地消を進めていることを報告。「引き続き議会に皆さんの願いを届けたい」と話しました。
あさとう候補は、茨木市の子どもの医療費助成は小学校卒業までにとどまり、コミュニティバスも運行されていないと指摘。「近隣自治体並みのまともな、当たり前の政治に切り替へ、悪政から市民を守る防波堤となって頑張る」と決意を語りました。
(大阪民主新報、2017年1月15日付より)