茨木市議選 15日告示・22日投開票
市民の声届く市議会へ
日本共産党1議席増へ全力
府内でことし初めての議員選挙となる茨木市議選の告示が15日に迫りました(22日投開票)。定数28(前回から2減)に対し、40数人が立候補を予定しており、大激戦になる見通しです。日本共産党は現職の朝田みつる(52)、畑中たけし(50)、大嶺さやか(44)の3氏と、新人のあさとう雅志氏(47)の4氏を擁立。「オール与党」市政から維新市政、自公維の現市政と続くもとで大型開発推進の一方で市民施策が切り捨てられている中、現有3議席から4議席への前進で「暮らし、福祉第一、市民の声が届く市議会へ」と全力を挙げています。
日本共産党茨木市委員会は8日、清水忠史衆院議員(衆院近畿比例・大阪4区候補)を迎えて阪急茨木市駅前で街頭演説を行いました。山元たけし衆院9区候補の司会で、市議4候補が決意表明し、「憲法を守り生かす議員を国会に送る会茨木」の山本謙治氏が訴えました。
清水氏は、国民の反対世論を無視して安倍政権と自民・公明与党、維新が環太平洋連携協定(TPP)や年金カット法、刑法が禁じる賭博であるカジノを合法化するカジノ解禁推進法を強行してきたことを批判。維新が大阪で大型開発を進めるために、カジノと引き換えに悪法成立に賛成し、改憲を狙う安倍政権を補完していると指摘し、「この大阪を改憲と開発のとりでにさせてはならない。市民の暮らしを一番に守る茨木市政にするために、野党と市民との共闘の要となり、企業団体献金・政党助成金を一切受け取らない日本共産党を3議席から4議席に伸ばしてほしい」と力説しました。
山本氏は茨木市で原発ゼロを求める市民の共同や、戦争法廃止・立憲主義回復を掲げて「総がかり行動」が発展し、同市を含む衆院大阪9区で野党統一候補を実現する取り組みが生まれていると報告。「今回の市議選は衆院選に直結。憲法を守り生かす国会議員を国会に送り出すため、日本共産党4候補の全員当選で市民と野党の共闘の大きな推進力になってほしい」と期待を語りました。
(大阪民主新報、2017年1月15日付より)