おおさかナウ

2017年07月30日

危険・不便・車いす通れず・転倒事故も
歩道の真ん中になぜ電柱?
門真市国道163号
清水衆院議員ら現地視察

 門真市域の国道163号の歩道の真ん中に電柱が立っている区域があります。通行の妨げになり、地域住民からは改善を求める声が寄せられている中、日本共産党の清水忠史衆院議員(国土交通委員)が20日、現地調査しました。

歩道を避けて転倒する例も

道の真ん中に電柱が立つ国道163号線の歩道を現地調査する日本共産党の清水衆院議員と同党門真市議ら=20日、門真市内

道の真ん中に電柱が立つ国道163号線の歩道を現地調査する日本共産党の清水衆院議員と同党門真市議ら=20日、門真市内

 視察には亀井あつし、福田英彦、豊北ゆう子、ほりお晴真の各門真市議、辰巳孝太郎参院議員秘書が参加しました。

 問題の区域は、門真市大池町の国道163号の北側歩道。中央に電柱がある箇所がいくつもあり、歩道幅との関係では人間1人、自転車1台が通るのが精いっぱい。歩道が狭くなるところでは、車いすが通れない地点も。「通行者や自転車のすれ違いがとても危ない」「何度も恐い思いをした」との声が寄せられています。

 電柱のすぐ前にある事業所の従業員は、自転車を運転する人が歩道を避けて国道を逆走し、再び歩道に戻ろうとして転倒する事例を何度も目撃していると話しました。

 清水氏が車いすを押して電柱脇を通る間にも、前後から自転車が走ってきます。

 「本当に危険だ。無電柱化など対策が急務」と清水氏。同党門真市議団は以前から市民の要望を受けて、大阪国道管理事務所などに電柱の移設などを要望してきました。

国土交通省が電線共同溝を

 国土交通省は「無電柱化」事業を推進しています。「安全で快適な通行空間の確保」「都市景観の向上」「安定したライフラインの実現」などを目的に、道路の電線(電気や通信)をまとめて地下に埋める「電線共同溝」を設けるものです。また、無電柱化推進法の作成に向けて、検討会を開いています。

 同省近畿地方整備局は今年度、国道1号の城東電線共同溝(大阪市城東区、5・4㌔㍍)はじめ9路線で工事を実施します。国道163号では「門真速見電線共同溝」(2・4㌔㍍)が計画。今回、現地視察が行われた現場について、国土交通省の担当者は清水衆院議員事務所に対して、「これはまさしく無電柱化推進の代表的な事例」と回答しています。

 

(大阪民主新報、2017年7月30日付より)

 

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