2017年10月29日
小選挙区制の害悪あらわ
大阪の自民党 得票3割で議席5割
22日投開票の第48回衆院選で自民党は、大阪の19小選挙区のうち10選挙区(52・63%)で議席を得ました。小選挙区で計111万2147票を獲得し、得票率は32・63%。3割の得票で5割の議席を得たことになります。
全有権者の中で自民党に投票した率(絶対得票率)は15・22%にすぎません。選挙区で当選するのは1人だけで、2位以下の投票が議席に結び付かず、民意を正しく反映しない小選挙区中心の選挙制度の害悪が、はっきりとあらわれています。
民意を最も反映する比例代表で、自民党は大阪で94万3711票を獲得。得票率は27・11%で、絶対得票率は12・92%でしかありません。
大阪の小選挙区での自民党の得票率(上)と議席占有率(下)
(大阪民主新報、2017年10月29日付より)