共闘前進・共産党躍進へ
山下・たつみ両参院議員が訴え
来年夏の参議院選挙に立候補する日本共産党の山下よしき副委員長・参院議員(比例候補)と、たつみコータロー参院議員(大阪選挙区候補)が8日、大阪市中央区の髙島屋前で揃って街頭演説を行いました。
渡部結・府委員会国政対策委員長の司会で進行。
比例の7人とたつみ氏を国会に
成人の日にあたり、新成人にお祝いの言葉を述べた山下氏は、北朝鮮の核ミサイル開発や発射を断じて認めるわけにはいかないとした上で、南北会談への歓迎を表明。国連での核兵器禁止条約採択で日本共産党が果たした役割などを紹介し、「国際政治を動かすのは一握りの大国ではなく、世界の市民、民衆。核兵器のない社会に向かって力を合わせましょう」と訴えました。
自身の国会質問への安倍首相の答弁を紹介し、「憲法9条が果たしてきた役割についてまともに語れない総理大臣に、9条を変える資格はない」ときっぱり。安倍首相が狙う9条への自衛隊明記は、歯止めのない海外派兵に道を開くとともに、「経済でも学術文化でも軍事が優先され、戦後70年間、軍事を抑え、国民の暮らしを大事にしてきた日本の国の姿かたちを変える」とし、「憲法9条を守る一点で力合わせよう」と訴え。安倍改憲を許さない3千万署名を立場を超えて広げることを呼び掛けました。
山下氏は電通、NHKなどで相次いだ過労自殺に触れ、「日本社会全体で働くルールを抜本的に強めることが大事」だとし、残業代ゼロ、時間外労働を合法化する安倍政権の「働き方改革」は、「改革どころか改悪」と指摘。「8時間働いたら普通に暮らせる、まともなルールある日本社会にしよう」と述べ、企業団献金を一切受け取らないからこそ大企業にもものが言える日本共産党の躍進が必要だと強調しました。
山下氏は、市民と野党の共闘を本格的なものにするとともに、「共産党だけが候補者をおろすことからは卒業しよう」と語り、全国7人の党比例候補とたつみ議員を国会に押し上げてほしいと訴えました。
日本共産党だから追及ができた
たつみ氏は、22日から開会予定の通常国会に向け、安倍政権の暴走政治にストップをかけたいとし、自らも何度も質問した森友疑惑では、「国民には消費税増税や国民健康保険料値上がりなど負担を押し付けておきながら、安倍さんや安倍昭恵さん、維新の会と仲が良ければ学校を設立できるという行政の私物化は許せない。問題をずばりと追及できるのは日本共産党」だと述べました。
たつみ氏は、国会で最大のタブーだとされてきたコンビニ問題を実名で取り上げて質問し、賃金切り捨てシステムなどを改善させたことを紹介し、「企業団体献金も政党助成金も受け取らない清潔な党だからできたこと」だと強調。参院選や一斉地方選での躍進、「大阪都構想」の再「住民投票」を許さないたたかいでも全力を尽くす決意を述べました。
(大阪民主新報、2018年1月14日号より)