5月6日告示の泉佐野市議選
宝の2議席守り抜く 共産党
泉佐野市議選が5月6日告示、13日投開票されます。定数2減の18に、現職18人と新人4人の総数22人が立候補する見通しです。日本共産党の高道イチロー(59)=現=、福岡みつあき(69)=新=の両候補は、同党を除くオール与党体制の市議会で、「市民の命や暮らしを守り抜く宝の現有2議席」確保を目指します。
同党議員団は4年前の選挙で掲げた、子どもの医療費助成制度の対象を中学卒業まで引き上げることや、住宅リフォーム助成制度の創設など、多くの市民の声を議会に届け実現しました。
今年度予算では、国民健康保険(国保)・介護保険料の負担軽減も実現しました。
千代松大耕市長は公立幼稚園・保育所の統廃合や、市役所窓口業務の民間委託など、公的責任を放棄する政策を進めています。その一方で、「場外馬券売り場」を誘致するために、りんくうタウンの商業ビルを買い取るなど、市民や議会に知らせずにトップダウンで進め、共産党を除く市議会会派がそれを支えています。
議会が開かれるたびに、千代松市長と市議らとの「昼食会」が開かれています。共産党は「なれ合い政治の元」と批判し、中止を求めています。同党がこの間行なっている市民アンケートには、議員に望むこととして「不正チェック」が7割近くあり、市政や国政への不信感から共産党への期待が高まっています。
同アンケートには福祉施策や医療環境の充実を願う声が多く、ギャンブル施設への不安の声も6割を超えます。カジノを核とする統合型リゾート(IR)誘致も目指す現市政と、市民の願いとのズレが浮き彫りになっています。
同党は、高すぎる国保・介護保険料のさらなる負担軽減や、市役所窓口業務・学童保育の市直営の復活、子どもの医療費助成の高校卒業までの拡充、中学校での少人数学級、学校給食の無償化などを訴えています。
(大阪民主新報、2018年4月22日号より)