若い世代の中で党づくりの前進を
「特別月間」に取り組んで
日本共産党はいま「参議院選挙・統一地方選挙躍進 党勢拡大特別月間(9月30日まで)」に取り組んでいます。青年分野での活動について、同党府委員会の青年学生委員会責任者の今泉和幸さんの寄稿を紹介します。
若い世代の中で党づくりの前進を
「特別月間」に取り組んで
日本共産党大阪府委員会青年学生委員会 責任者 今泉和幸
「特別月間」では、各地で「青年の集い」が取り組まれています。大阪府委員会が7月に開催した、「共産党の山下よしきさんに何でも聞いてみよう」では4人が決意。その後も各地の「集い」で入党への決意が広がっています。私は、山下副委員長を招いた「集い」の経験から、青年の入党を進める上で、確信にしていることを述べたいと思います。
若い世代には党綱領がストレートに響く
一番の確信は、「若者は、世界と日本の進路への模索を強め、学びたいという切実な願いを持ち、党綱領がストレートに響く状況がある」という「第4回中央委員会総会(4中総)」の指摘が実感されたことです。
集いの質問には、「LGBT(同性愛など多様な性の人たち)のことを知りたい」「地震や災害被害への国の支援や耐震対策は?」「米朝会談が行われたが、北朝鮮が裏切るのではないかと心配です」など、いまの政治の焦点について「知りたい」思いがたくさん出されました。
同時に「友達が超ブラックな職場で働いていますが、『訴えたら人間関係が壊れて働けなくなる』と言われた。どうサポートすればよいか」「原発をなくすために、できることはありますか」など、「何かしたい」という思いもあふれていました。
若者の願いや思い、前に進みたいという思いに対して、党には応える力があるし、若者と響きあうことができることが明らかになりました。
党まるごと知り、生き方を考えあう
確信の二つ目は、若い世代には党への偏見がほとんどないことです。だから、党名や歴史、未来社会への展望などを積極的に伝えること、それも生き方と重ねて語ることが、青年の心を揺さぶり、前向きな生き方を励ます力になるということです。
「こんな社会(資本主義)が、ずっと続くのか不安です」「共産党が目指す未来の社会のあり方を教えてください」という質問に答える形で、山下さんは「日本共産党」という名前に込められた歴史や未来への展望を語りました。あわせて、自身の入党の初心、青年運動を通じて壁を乗り越えてきた喜びなどを縦横に訴えました。このやりとりは、若者たちの前向きな模索や葛藤を、大いに励まし後押しするものとなりました。
昨年末に民青同盟に加盟した女性は、「夫に社会主義になったら怠けるのではと言われ、答えられなかったが、話を聞いて自信が持てた。安倍政権を追い詰めることになるのなら、今入ります」と決意しました。民青同盟員の男子学生は、「就職で差別されないか」など不安を話してくれました。
山下さんは「いい仕事をしようと頑張る党員は、職場でも信頼されている。そういう時代を切り開いてきた」と背中を押し、決意をしてもらいました。
「日本共産党排除の壁の崩れが、青年たちの意識を大きく変化させている」――このことに自信を持って、若い世代の中での党づくりを前進させたいと思います。(いまいずみ・かずゆき)
(大阪民主新報、2018年9月9日号より)