ここが好き!民青同盟
同盟員が語る その魅力
日本民主青年同盟(民青同盟)は23日(金・休)に開催する第42回全国大会に向け、「新しい時代を切り開く力強い民青へ前進を」と同盟員の倍加を目指して活動しています。大会を前に、大阪で活動する4人の同盟員に、同盟の魅力を語ってもらいました。
日本民主青年同盟
青年の切実な要求に応え、生活の向上、平和、独立、民主主義、社会進歩を目指す自主的な青年組織。日本共産党を相談相手とし、援助を受けて、科学的社会主義と日本共産党綱領を学び、自然や社会、文化について広く学んで人間性を育み、社会の担い手として成長することを目指して活動しています。
日本共産党は「世代的継承―民青同盟を強く、大きくするために全党が総力をあげよう」(第3回中央委員会総会)と呼び掛けています。
両親・家の中だけの世界が
友達関係でも話せるように 5月に加盟 福岡明恵さん(27)
5月の泉佐野市議選で、父(光秋さん=泉佐野市議)が候補者になりました。親なのでさすがに手伝わなければと、選挙事務所に出入りしていたところを誘われて民青に入りました。
両親も民青出身で、ずっと共産党の活動をしていました。でも両親のように生きている人は世の中には少ないんだという感覚もありました。家の中だけの世界、両親からつながる、上の世代の人たちの世界というイメージです。だから民青で、友達関係の延長線上で政治の話ができたことはとても魅力でした。ここなら自分の思いを話せると。
安倍政権はすごくひどい。数の力でルールを無視しやりたい放題です。働き方「改革」や非正規雇用の拡大など、私も地元でアルバイトをしているので、本当に人ごとじゃありません。
民青で学習したり、憲法が生まれた歴史を再確認しないままでいると、右翼的な言葉にも「戦争は人を傷つけるから駄目」ぐらいのことしか言えなかったかもしれません。今だけを見ず、今に繋がる近現代史を勉強しないと。
仲間をもっと増やしたい。地方議会に請願を出したり、若者も意見が言えるんだぞ、政治に関われるんだぞ、という活動をやっていきたいです。
会議での「3スピ」を大切に
社会の矛盾に目覚め行動へ 府委員 永井智大さん(27)
僕は府委員として、大阪市西淀川区と此花区で班活動を援助しています。班会議で大切にしているのは「3スピ(3分間スピーチ)」。1人3分の持ち時間で、自分の近況や職場での悩みなどを自由に発言して交流するのですが、すごく盛り上がって、とても3分では終わりません。
ある地域班には、製造会社で働く同盟員がいます。職場では、多くの外国人労働者が非正規雇用で働かされている一方、日本人の正社員は不足。上司が一方的に勤務シフトを組むといいます。「3スピ」では、「外国人労働者が真面目に仕事をしてくれない」「友達とライブに行きたかったのに、休めなかった」などの愚痴や不満がいっぱい出ます。
僕は聞き役に徹しています。みんなで語り合っていくうち悩みは自分だけでなく、みんなに共通していることに気付きます。さらにもうけを最優先にして人件費を削り、労働者を大切にしない資本主義の矛盾があることを、同盟員自身がつかみ、学んでいく過程にもなっています。この班は、職場で要求アンケートに取り組み始めています。
自分の思っていることを大切に、ともに成長して一緒にたたかう仲間を増やしていく。そこに民青同盟にしかない魅力があると思います。
民青同盟は私のパワーの源
互いに刺激し合って成長し 看護師 寶井美沙紀さん(27)
看護師になって3年。無差別・平等の信念を貫く民医連の病院に就職し、現在は病棟で働いています。慢性的な看護師不足や夜勤など仕事の疲れはあるけれど、民青同盟の活動は私のパワーの源となっています。
病院班に所属し、定期的に開く班会議では、近況を語り合う「3分間スピーチ」や民青新聞を使った学習の他、民青の魅力を伝える「公開班会」を企画し、もんじゃ焼きを一緒に作って交流するなど、新しい同盟員を迎える取り組みにも力を入れています。
内向的でしたが、民青の活動を通して積極的に意見を発言できるように変わったと感じます。科学的社会主義を学び、互いに刺激し合って成長できるのは、民青同盟の大きな魅力だと思います。
医療職を志したのは高校生の時ですが、命に関わる責任の重さに不安を感じ4年制大学を選びました。卒業後に、「やっぱり医療の道に」と、看護学校に進学しました。
実際に医療従事者となって感じることは、政治と社会の矛盾の中で、地域の医療と福祉がどんどん後退させられている現実です。患者さんの医療を受ける権利と地域社会での暮らしを支えていくために、仲間と一緒に力を合わせ活動を進めていきたいと思います。
自分のせいじゃないと知り
「自己肯定感」が高くなった 私立短大生 アキさん(19)=仮名=
兄と姉が同盟員で、うちの家で班会を開いたりして楽しそうに活動していたので、私も高校入学後すぐに入りました。
私、自己肯定感がめちゃくちゃ高いんですが、それは民青で政治や社会の仕組み、歴史などいろんなことを学んだからだと思います。
世の中は自己責任論であふれているけれど、日本の競争教育が国連からも勧告を受けるほど異常なこと、海外では学費無償が当たり前だと知る中で、いやだなと思うことは自分のせいじゃない、これを変えていけばいいんだと思えるからです。もしブラック企業に働くことになったとしても、どうたたかうかを知っているから不安はないです。
民青は本当にいろんなことを学べる場ですが、勉強だけではつまらない。仲間と一緒に学んで、語りあって、行動することが魅力だと思います。
私が通う短大は同盟員は私だけでしたが、友達2人も加盟してくれました。「学校で学べないことが学べる」「愚痴が言える」「笑える」「いろんな人の考えを聞ける」などそれぞれ魅力を感じています。
民青に入ってほしい人は身近にまだいます。みんなバイトで超忙しいけれど、一緒に学んで活動したいと思います。
(大阪民主新報、2018年11月11日号より)