衆院大阪12区補選
市民と野党の共闘で 日本の未来を開こう
宮本氏必勝へ支援広がる
安倍政権の暴走政治に審判を下し、日本の未来を開くかどうかがかかった大阪12区(寝屋川、大東、四條畷の各市)、沖縄3区の衆院補選が9日、告示されました(21日投開票)。大阪12区補選には、日本共産党の宮本たけし衆院議員(59)が職を辞し、無所属で立候補。他に自民党と日本維新の会の新人、無所属の元職が立候補する大激戦の中、宮本候補は「市民と野党の本気の共闘」を成功させ、「安倍政治に退場」の審判を下そうと、広範な市民、議員、政党の支援を受けて必勝へ奮闘しています。
安倍政権・維新政治に審判
野党の代表と議員が勢揃い
大阪12区補選は、自民党の北川知克衆院議員の死去に伴うもの。宮本氏は日本共産党、自由党、社民党府連が推薦。自民党公認で北川氏のおいの北川晋平氏(31)=公明党推薦=、日本維新の会公認で会社役員の藤田文武氏(38)、元総務相の樽床伸二氏(59)が無所属で立候補しています。
宮本候補の第一声(9日)には村上史好衆院議員(立憲民主党)、小熊慎司衆院議員(国民民主党)、社民党府連の服部良一代表(元衆院議員)、自由党府連の渡辺義彦代表(元衆院議員)、日本共産党の山下よしき副委員長(参院議員)が勢ぞろいしました。
「森友問題で突破口を開いたのが宮本さん。参院選に向け、野党結集の第一歩として必ず勝利を」(村上氏)、「自分の身を投げ打った宮本さんは衆議院でなくてはならない、党派を超えて素晴らしい質問する人」(小熊氏)、「私たちが立憲野党として投票先を、宮本さんにつくっていただいた。沖縄3区と一緒にたたかおう」(服部氏)、「宮本さんを一人でたたかわせることはできない。この日本を変えていこう」(渡辺氏)、「安倍政権を助ける自民・維新の候補か、安倍政権を終わらせ新しい政権をつくる市民と野党の共同候補、宮本さんか。これが対決の構図だ」(山下氏)と訴えました。
宮本氏の高校時代の先輩で落語家の笑福亭松枝さんが紋付羽織はかま姿で駆け付け、応援。12区市民連合呼び掛け人で医師の橘田あゆみさんも、「野党共闘が実現し、たくさんの野党議員と市民連合が一緒にたたかえる今回の選挙に、わくわくしている」と語りました。
キックオフに1600人が
9日午後、京阪寝屋川市駅前で開かれた街頭演説「市民&野党 ホンキで変える キックオフ」には約1600人が参加。「子どもの未来を考えるママの会@大阪」の安居裕子さん、市民連合呼び掛け人で元日本学術会議会長の広渡清吾さん、社民党府連の服部代表、元大阪市長の平松邦夫さんが訴え。日本共産党の小池晃書記局長(参院議員)が選挙戦の争点を明らかにし、宮本氏の必勝を訴えました(3面に詳報)。
各氏は「多くの市民の声を国会に届ける議員が増えないと、どんどん生きづらくなる人が増える。宮本さんの強い決意がうれしい」(安居氏)、「大阪12区と沖縄3区で勝利することで、参院選で市民と野党の共同勢力が過半数を占め、次のステップで政権交代し、日本の新しい未来を開こう」(広渡氏)、「この国と地域が良くなり、うそがまかり通る世の中は嫌やという思いを伝えるために、大きな声を上げてくれたのが宮本さん」(平松氏)と語りました。
(大阪民主新報、2019年4月14日号より)