統一地方選前半戦
府議選で改選2議席守る
共産党 政令市議選で議席後退
統一地方選前半戦が7日投開票され、日本共産党は府議会(定数88)で2議席を確保、今回から定数が3減の83となった大阪市議会で4議席、堺市議会(定数48)で4議席を獲得しました。選挙戦は、維新が党利党略のダブル選をてこに府議会・大阪市議会での「単独過半数」を、自民が公明と組んで過半数を狙い、立憲民主党も新たな足場の確保を目指すかつてない激戦に。日本共産党は、消費税10%増税など安倍暴走政治に大阪から「ノー」の審判を下すとともに、維新が党利党略で仕掛けた府知事・大阪市長のダブル選で小西禎一知事候補と柳本顕市長候補を自主的に支援し、議員選挙での勝利と一体に、維新政治の転換を目指してたたかいました。
維新が府議会過半数
府議選では東大阪市区(定数5)で内海公仁氏が議席を回復。吹田市区(定数4)で石川多枝氏が再選を勝ち取りました。高槻市・三島郡区(定数4)では宮原威氏が健闘しましたが、議席を失いました。
大阪市議選では現職の山中智子(城東区)、井上浩(住吉区、無投票)、寺戸月美(淀川区)の3氏、長岡ゆりこ氏(東淀川区)が岩崎賢太氏の議席を引き継いでそれぞれ当選しました。一方で、定数削減もあいまって5議席減となりました。
堺市議選では堺区(定数9)で元職の石谷泰子氏が議席を回復しましたが、全体では前回から2議席減となりました。
維新は府議選で単独過半数となる51議席を獲得。大阪市議選では40議席で第1党ですが過半数に届かず、堺市議選では18議席を獲得しました。自民党は府議選で10議席、大阪市議選で17議席、堺市議選で9議席でした。公明党は府議選で15議席、大阪市議選で18議席、堺市議選で11議席を得ましたが、大阪市議選東成区で現職が落選。立憲民主党は府議選で1議席(高槻市・三島郡区)、堺市議選で1議席(南区)を得ました。
(大阪民主新報、2019年4月14日号より)