2019年08月11日
大門実紀史の国会レポート
夏の読書おすすめの3冊
「お盆休みにゆっくり読書でも」とお考えの方も多いのではないでしょうか。でも、どんな本を読んだらいいか迷いますね。
十九世紀のドイツの哲学者ショーペンハウエルは「良書を読むための条件は悪書を読まぬことである」という名言を残しましたが、よく考えてみると、当たり前のことを言っているだけです。
そこでズバリ、この夏おすすめの「良書」を3冊紹介します。
1冊目は、清水ただし衆院議員と作家の適菜収氏の共著『日本共産党政権奪取の条件』(KKベストセラーズ)です。共産主義から時事問題に至るまで、適菜氏の突っ込みが鋭く、果敢に答える清水さんとの討論がスリリング。わが党の綱領が面白く学べます。清水さんの勉強量に脱帽。
2冊目は、しつこいようですが、拙著『カジノミクス』(新日本出版社)。ロイター通信でも世界に紹介され、いまや入手困難といわれていますが、どういうわけか近畿には在庫がたくさんあるようです。
そして3冊目は、辰巳孝太郎さんの『直及勝負』(清風堂書店)。若き政治家の激戦の記録です。とても清々しい。大阪ではすでに読まれた方も多いかもしれませんが、まだの方や全国の方にぜひ読んで頂きたい。
私もあらためて読みながら、孝太郎さんがどれだけ現場の声を大事にしてきたか、どれだけ国民にとってかけがえのない存在だったか、痛いほど感じました。いつまでも寂しがってばかりいられない。孝太郎さんの国会復帰のために全力を尽くす決意です。(だいもん・みきし 参院議員 第2週掲載)
(大阪民主新報、2019年8月11日・18日合併号より)