役割にふさわしい党の自力を
共産党創立97周年記念講演 大阪視聴会で青年が入党
日本共産党創立97周年記念講演会が8日、東京で行われ、志位和夫委員長が「共闘の4年間と野党連合政権への道」と題して講演しました。大阪府内でも各地で視聴会が行われ、党府委員会が10日、大阪市阿倍野区内で開催した「党創立97周年記念講演を見て語り合うつどい」には約50人が参加。辰巳孝太郎前参院議員があいさつし、記念講演の視聴後、憲法や消費税、年金、ブラック企業など明日に希望が持てる社会をどうつくるのかなど、参加者と交流しました。
辰巳氏があいさつ・入党呼び掛け
「新たなたたかいに向けて、燃えに燃えています」
参院選での支援への感謝を述べた辰巳氏はそうあいさつし、幅広い共同の発展や野党共闘の成果を紹介しました。「議席に届かなかった結果は残念だが、未来に生きるたくさんの財産を残した選挙になった。1日も早く国会に戻るため頑張っていきたい」と語りました。
政権交代を本気で狙う選挙
辰巳氏は、「次期衆院選は本気で政権交代を狙う選挙」「維新政治とのたたかいは新たな段階に入った」と強調。安倍・維新政治の「2つの逆流」とたたかう大阪での運動に本腰を入れ、とことんたたかっていきたいと決意を表明しました。
辰巳氏は、「慰安婦」問題をめぐる松井一郎大阪市長の暴言について言及しました。
歴史の書き換えを許さない
この暴言は維新政治の反動的体質と歴史修正主義の本質を表していると指摘。「戦争犯罪の事実を否定し歴史を書き換えることは、戦争へとつながる大問題。維新政治とのたたかいは、ファシズムを許さないたたかいという新たな段階を迎えた。本気で批判を続け、おかしいと声を上げ続けていこう」と呼び掛けました。
〝大きな希望を感じた〟
大阪市阿倍野区の山本拓哉さん
記念講演の視聴後、辰巳氏が日本共産党への入党と民青同盟への加盟を呼び掛けました。
「野党連合政権に向けた話し合いの呼び掛けに、大きな希望を感じました」
大阪市阿倍野区の山本拓哉さん(31)は視聴会に参加し、辰巳氏らと交流してそう確信し、その場で入党を決意しました。
党の政策に共感
会社勤めで、ブラック企業など身近な社会問題に関心を寄せていた山本さん。「8時間働けば安心して暮らせる社会を」と日本共産党が掲げる公約に共感していたといいます。
「多様性の中の統一」が民主主義と日本の政治にとって大切だという志位委員長の話に感銘を受けた山本さん。
党大きくなれば
「こんな素晴らしい提案をできる日本共産党が野党の中でもっと大きくなれば、市民と野党の共闘を発展させ、連合政権に向けた動きにつながると思った」と語ります。
党員として活動する母や姉の姿に接してきた山本さんは、共産党は真面目に頑張る庶民の味方と感じていたといいます。
政策伝えること
「母や姉のような活動を今すぐできるわけではありませんが、自分なりに少しでも役割を発揮していきたい」と話し、「知人たちに日本共産党の政策や活動を、少しずつ伝えることから始めていきたいと思う」と笑顔で話しました。
〝一緒に世の中変えよう〟堺でも入党
日本共産党堺地区が17日、堺市内で開催した「たつみコータローさんと希望を語るつどい」でも、終了後の入党懇談会で、同市南区在住の男性(71)が入党しました。
男性は、居酒屋仲間だった南区の居住支部の党員に誘われて、今年2月頃から党の集いなどに参加するようになりました。
春の統一地方選挙では、共産党候補だった森流星さんの事務所に通い、支援していました。
男性はこれまでも入党を働き掛けられてきましたが、この日、辰巳さんからあらためて、「政治を変えるにはみんなの力が必要」「党の仲間として一緒に世の中を変えましょう」と訴えられて、入党を決意。拍手と歓声が上がり、みんなで男性の入党を喜びました。
(大阪民主新報、2019年8月25日号より)