9条改悪許さない
戦争法強行から5年
憲法違反の集団的自衛権行使を法制化した安保関連法制が強行可決された2015年10月19日から5年を迎え、府内各地で抗議・宣伝行動が行われました。
おおさか総がかり行動実行委員会は18日、JR・京阪京橋駅前で宣伝し、「安倍政権による9条改憲を阻止しよう」「安保法制を廃止する野党連合政権を実現しよう」と呼び掛けました。
リレースピーチに先立って、パブリックビューイングで9条改憲をめぐる争点など憲法学者らの見解が映像で紹介されました。大阪憲法会議・共同センター、戦争させない1000人委員会・大阪、しないさせない戦争協力関西ネットワークの代表があいさつしました。
立憲野党代表の連帯あいさつで日本共産党のたつみコータロー前参院議員(2022年参院選大阪選挙区候補)は、改憲勢力が3分の2を下回った参院選の民意は「改憲ノー」だったと強調するとともに、軍事予算が膨れ上がる一方で消費税10%や社会保障改悪など暮らしを破壊する安倍政権を批判しました。市民連合と野党による13項目の政策合意の意義を示し、安倍政権を倒し、平和と暮らしを守る政治を実現しようと呼び掛けました。
11月3日に総がかり集会
扇町公園で午後1時半から
「改憲NO!生活こわすアベ政治にさよならを!」と「輝け憲法!いかそう9条 11・3 おおさか総がかり集会」が11月3日(日)午後1時半から、大阪市北区の扇町公園で開催されます。主催は、おおさか総がかり行動実行委員会。
集会では、京都大学大学院法学研究科教授で「立憲デモクラシーの会」呼び掛け人の高山佳奈子さんが講演するほか、野党各党の代表があいさつします。日韓問題や沖縄・辺野古の米軍新基地建設問題、核兵器禁止条約批准問題などを巡るスピーチなどが行われます。
シンガー・ソングライターの中川五郎さん、おーまきちまきさん、自身の体験を基に冤罪撲滅などへメッセージを伝えている音楽グループ「MIC SUN LIFE」の演奏、朝鮮学校の舞踊などが披露されます。
集会後のパレードはありません。
公園へは地下鉄扇町駅・JR天満駅下車。
連絡先=大阪憲法会議・共同センター06・6352・2923、戦争をさせない1000人委員会・大阪06・6351・0793、しないさせない戦争協力関西ネットワーク06・6364・0123。
(大阪民主新報、2019年10月27日号より)