ズバリわかる大阪都
vol.2(2014.10.10)
Q9
いまの大阪市よりマシ
って本当?
Answer
これまで失敗した大型開発
くらし切りすてがひどくなる
橋下市長は、旧WTCビルの破たんなどを例に、「府と市が別々だから、こうなった」とか、「大阪市が大きすぎるから、議会もチェックできなかった」「大阪都は問題があっても、いまの大阪市よりまし」といいます。
しかし、「大阪都」は、「大阪市」を廃止し、政令市ならではの力を生かしてきずいてきた到達をすべて投げ捨てます。
逆に、「大阪都」構想は、これまでのムダな巨大事業の背景にあった政府や関西財界の責任は不問にし、「大企業がもうけられる大阪」をめざします。
橋下市長が目玉にしているカジノやリニア、関空までの時間をわずか数分縮めるために何千億円もの費用を注ぐ「なにわ筋線」などは、「維新の会」がこきおろすWTCなどのムダと同じ道です。
また「大阪都」は議会のチェックを限りなく弱め、「一人のリーダー」が、ほしいままに権限、財源を開発に注ぐ体制となります。
変えなければならないのは、「制度」ではなく、「政治の中身」です。