おおさかナウ

2020年01月12日

第28回党大会成功へ
野党連合政権の実現へ
党躍進と「大運動」目標達成を
共産党府委 第78回府党会議開く

 日本共産党大阪府委員会は第78回府党会議を12月28日に開催。第28回党大会(1月14日~18日)の成功を目指し、大会議案の討議、代議員選出、「党勢拡大大運動」の目標達成への経験交流と意思統一を行いました。

議案さらに深め実践を

柳府委員長が報告

 柳利昭府委員長は、各地で行われている大会議案の討議では、議案発表後の世界と日本の動きが、議案の解明と響き合っていることがいきいきと議論されるとともに、「大運動」推進の力になっていることを紹介。議案をさらに深め、実践していくために3つの議案に沿って述べました。
 綱領一部改定案の議論では、改定案が「人民のたたかいが歴史をつくる」という立場で、新しい世界論と未来社会への展望を解き明かしたことが、「今の私たちのたたかいに大きな確信を広げている」と指摘。その展望を大いに議論し練り上げながら、たたかいと党建設の前進に生かしていきたいと述べました。
 党の政治任務を提起した第1決議案の討論では、野党連合政権を実際に切り開く新しい時代への発展への確信が寄せられているとし、「共闘を前進させながら、いかにして日本共産党の躍進を図るかが、党自身のきわめて重要な課題」だと強調。維新とのたたかいでも「大阪でこそ市民と野党の共闘を野党連合政権合意に発展させて、共闘の勝利と日本共産党の躍進を勝ち取ることが『二重の逆流』を打ち破る決定的な鍵になる」と述べました。
 党建設の方針を提起した第2決議案については、市民と野党の共闘を前進させながら、党を躍進させるという「2つの大仕事」をやり抜く強大な党建設へ、「大運動」を飛躍させることを呼び掛けました。

すべての支部で探求を

 柳委員長は、会議のまとめで、「大阪じゅうで決議案の提起を正面から受け止めて、党建設を前進させる真剣な努力が始まっていることを確信に大いに学び合い、すべての支部での探求に発展させていきたい」と強調。歴史的な第28回党大会の成功へ、お互いに力を尽くすことを呼び掛けました。
 会議では、清水忠史衆院議員が国会情勢を報告。野党共闘の前進と党議員団の果たしている役割を述べました。辰巳孝太郎前参院議員(2022年参院選大阪選挙区候補)があいさつしました。

市民と野党の共同を 綱領を学んで語ろう
若い世代で党づくり 27人の代議員が発言

府党会議で「ガンバロー」を三唱する代議員=2019年12月28日、大阪市内

府党会議で「ガンバロー」を三唱する代議員=2019年12月28日、大阪市内

 討論では、27人が発言しました。
 綱領一部改定案については、研究者の立場からも改定案に大いに賛成との声が寄せられるとともに、改定案も含めて、綱領を学ぶ活動、語る取り組みの重要性も出されました。
 第1決議案が提起した安倍政治と維新政治とのたたかいの強化、市民と野党の共闘の発展についても多くの代議員が触れました。
 府議団からは、府民要求に応えて維新政治と正面から対決する奮闘と決意が語られ、豊中からは、森友学園問題、府議選、参院選などでの共同の広がりが報告されました。
 第2決議案の党建設の方針も、「大運動」の実践と合わせて深められ、野党連合政権と党躍進を支える強大な党を実現へ、「支部が主役」で探求する努力が交流されました。
 党員の結び付きを大事にして発展させる努力が多数紹介され、LGBT(性的少数者)をテーマにした学習など、多様な問題を取り上げる後援会活動、楽しく元気の出る支部会議の様子がいきいきと報告されました。
 若い世代、職場支部をはじめ現役世代の中での党づくりに触れた発言も多く出されました。
 党綱領を学ぶ箕面市委員会主催の「JCPアカデミー」、30代から40代が要求と希望を語り合う吹田の山三東支部のレンコンの会の取り組みなど、支部と党機関が協力して、若い世代、現役世代の成長と活動を保障する活動が紹介されました。
 一昨年入党した東大阪市の代議員は、安倍政権を何としても倒したいと行動する中で党と出会い、入党した思いを語りました。
 党綱領を学びたいという大学受験生や、声を上げる大切さや政治が変わる可能性、希望などを学んだ青年が民青同盟に加盟するなど、学び行動する民青同盟の魅力が、青年の思いや願いと響き合っていることが紹介されました。青年の模索と変革のエネルギーへの実感が報告され、民青を大きくすることが若い世代の中での党づくりの鍵であることが、実践を通じて語られました。

(大阪民主新報、2020年1月12日号より)

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