2020年02月09日
大門実紀史の国会レポート
「赤旗、おそるべし」
1月31日の参院予算委員会のカジノ問題の質問が終わったあと、自民党の中堅議員が「赤旗の取材力はすごいですね」とほめてくれました。
赤旗記者のみなさんは、本当に優秀です。この間の「桜を見る会」やカジノ汚職などの国会での追及も赤旗のスクープと協力なしにはできませんでした。
ある全国紙の記者をやめて、半分以下の給料しかでない赤旗記者になったAさんに、転職した理由をたずねたことがあります。「信念にもとづいて自由に記事が書きたかったから」と、きっぱり。
政治革新の展望、権力をおそれない正義感、そして自由に記事が書けること。だから全国紙をしのぐスクープがだせる。赤旗記者のみなさんはわが党の宝であり、誇りです。
質問のときに、「逮捕された秋元司・元副大臣は、以前からいろいろ問題をおこしていて、赤旗にもよく登場して頂いた方です」というと、自民党席も安倍首相も大笑い。
委員会が終わったあと、安倍さんがわたしのところに挨拶に来ました。いつもなら、なにか内緒ばなし的に、ひと言、ふた言いわれるのですが(たいていはわが党議員の質問にたいする誉め言葉かお世辞)、そばにほかの議員がたくさんいたからか、無言で頭を下げただけで戻っていきました。おそらく安倍さんは「赤旗、おそるべし」とでもいいたかったのではないでしょうか。
京都市長選の結果は残念でしたが、私たちが押している局面は変わらない。元気を出してまたがんばりましょう。(だいもん・みきし 参院議員 第2週掲載)
(大阪民主新報、2020年2月9日号より)