2020年03月20日
新型コロナ 演劇界も深刻
辰巳対策本部長 わかぎゑふさんと懇談
日本共産党の辰巳孝太郎前参院議員・府委員会新型コロナウイルス関連対策本部長は13日、劇作家・演出家で日本演出者協会理事のわかぎゑふさんを大阪市中央区の事務所に訪ね、新型コロナウイルス問題での演劇界への影響などを聞きました。
安倍晋三首相が感染防止のためにとイベント自粛を要請して以来、大阪でも音楽会や演劇など、文化イベントが軒並み中止・延期に追い込まれています。
数年がかりの催しが中止に
わかぎさんは、数年がかりで取り組んできたイベントが中止になったことや、自身が主宰する劇団の4月公演も、会場から使用を断られ場所変更を余儀なくされたことなどを紹介。舞台の中止・延期により関係者・スタッフだけでなく、外注している大道具の会社なども大きな打撃を受けている実態などを語りました。
韓国では官民による支援が
また、隣の韓国では、文化芸術振興予算が日本の10倍以上確保されていると述べるとともに、知人の演出家からの情報を紹介。韓国では、新型コロナウイルスに影響を受けた公演芸術への官民による支援システムが次々に立ち上がり、相談窓口の設置や各団体への100万円上限の助成、アルバイトを失った青年への1人当たり5万円の支援など、さまざまな支援策が講じられていることなどを示しました。
(大阪民主新報、2020年3月22日号より)