福田康夫首相の突然の辞任表明から一夜明けた二日、日本共産党の宮本たけし衆院比例候補と、長谷川良雄衆院大阪４区候補が大阪市のＪＲ大阪駅前で緊急街頭演説を行いました。「首相の顔が変わっても、政治の中身が変わらなければ行き詰まりは変わりません」との訴えに、仕事中の会社員らが手を振って応えました。

　宮本候補は、一年前に続き政権を投げ出した「自民党政治の行き詰まり」を詳述。アメリカ言いなり、大企業言いなりの日本の政治のかじ切りをしなければこの行き詰まりからは抜け出せないとのべ、新しい国会で、政治の中身を徹底的に議論し、解散・総選挙で国民の審判を仰ぐべきだと強調しました。 　長谷川候補は、懇談した市場業者が原油高騰などに悲鳴を上げている実態を紹介し、自衛隊のイラク派遣を続けるアメリカ言いなり政治を批判。「自公の党利党略に政治を任せておくわけにはいかない」と支援を呼びかけました。 　図書館に行く途中だった大学生の男性���Hは、首相辞任を「責任感がない。国民のことを考えてない」と批判します。「軍事費を削ったらいい。憲法九条はすごく大事。やはり総選挙すべき」と語りました。