青年の命と生活を守ろう
青年の声を政治に届ける民青同盟
日本共産党大阪府委員会青年学生部(寄稿)
新型コロナウイルス問題を巡って、青年生活実態調査に取り組んでいる民青同盟の活動について、日本共産党大阪府委員会青年学生部からの寄稿文を紹介します。
民青同盟大阪府委員会(酒巻眞世委員長)は、「青年の命と生活を守る民青の役割を発揮しよう」と、「新型コロナ青年生活実態調査」に取り組んでいます。各地の民青地区委員会と班は、感染防止対策に最善を尽くしながら、インターネットのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)や電話も使って、若者の悩みや不安に応える活動を展開。「こんなときこそ民青の出番。青年を励まそう」「工夫しながら民青をもっと知らせたい」と頑張っています。民青同盟の皆さんの奮闘を紹介します。
不安な思いや実態が次々に
新型コロナの感染が広がる中、今まで以上に不安な思い、深刻な実態が同盟員のもとに寄せられています。「内定取り消された知り合いがいる」「オンライン授業を受ける準備ができない」「休校続きで友人が作れるか」「月に2万円もアルバイト代が減った」――青年学生の生活が一変しました。
「班員の仲間や身近な友人も、どうしたらいいか悩んでいると思う。急いで連絡を取り合って、不安な思いも交流しながら、一緒に解決の方向を考えるのが民青ではないか」――先日行われた民青府委員会総会では、さらに青年の生の声が出しあわれました。
「感染したら処分の対象と言われた同盟員がいる」「出勤日を減らすように指示され、有給を取らされた」「実習先の病院のマスクが足りないから自分で用意するように言われている」など、ただでさえ弱い立場の青年に、矛盾が集中していることも明らかになりました。
民青同盟では、「緊急調査を、この状況のもとでも工夫して集めて政治に届け、不安の中にいる青年を励まそう」と青年の命と生活を守るために決意しています。
声を届け一緒に政治変える
民青同盟は青年の声と実態を、政治に届け、改善を求める活動に全国で取り組んでいます。
民青府委員会は4月20日、集まっている声を日本共産党府委員会新型コロナウイルス対策本部に届けました。辰巳孝太郎本部長(前参議院議員)、渡部結委員(府委員会国政対策委員長)らに、「マスク2枚なんてふざけている」「政治は、若者に響くメッセージを届けるべき」など、普段は声を上げにくい青年の必死の思いをぶつけました。この声は、今後、他の政党にも送付する予定です。
社会や政治語り合える民青
「こんな時に政治は何をするべきか」「たたかい声を上げなければ政治は若者を守ってくれない」――いま、青年たちは社会のあり方や政治の役割を考え始めています。安倍政権への怒りだけでなく、新しい社会はどうあるべきか、自分はどうするかなど、語り合う場が求められています。
3月に民青同盟に加盟した高校生は「デモに参加したい。おかしいということをみんなにもっと知ってほしい」「自分も学費に困っている。自分が動かなければ駄目だし運動したい」と語っています。
民青同盟は、日本共産党綱領を学び、大企業や大資産家のもうけ優先の社会から、人々の尊厳を守る社会へ転換していく展望を語り合いながら、社会の主人公へと成長していく組織です。学費・奨学金、雇用、気候変動や核兵器、ジェンダー平等…。学び、語り合い、そして変えていく――民青の出番です。
「青年生活緊急調査」に寄せられた声から
「自粛でやることない、学校もやすみ、人としゃべらなくなって変な感じ」(18歳学生)
「バイトのシフトが週1で入ってる。電車乗って出かけるのも不安」(学生)
「バイトがなくなった」(学生)
「仕事探しても断られる。登録派遣で先週2回、来週も2回、4月に5~8日くらいしか働けない。仕事が決まるまで要望に応じて丁寧な援助をしてほしい。早く政権が変わってほしい」(30歳非正規)
「5月まで学校もクラブも休み。クラブに行きたい。ずっと家にいて。1カ月の授業わからない」(16歳高校生)
「今月2日しか働いていない。仕事がないし退屈。外もいけない、ストレスで凹んでいる。先が見えない。休業補償がほしい」(30歳非正規)
「とにかくマスクとウェットティッシュがないのをどうにかしてほしい」(40代自営業)
アンケートは、右のQRコードからもできます。
民青同盟とは
正式名称は日本民主青年同盟。同世代の仲間と社会の現実に触れながら学び、青年の願いが実現される新しい社会の実現を目指して活動している団体(1923年創立)です。
メンバーは15歳~30歳、全国で約1万人。活動のアドバイザーは日本共産党です。詳しくはホームページhttp://www.dylj.or.jp/を参照
(大阪民主新報、2020年4月26日号より)