2020年06月21日
コロナ禍の課題・政治を考える
大阪革新懇 代表世話人会で活発に
進歩と革新をめざす大阪の会(大阪革新懇)が13日、大阪市北区内で20年度の第2回目の代表世話人会を開きました。新型コロナの感染拡大防止で4・5月は中止したため、3カ月ぶりの開催。コロナ禍が問い掛ける課題やコロナ後の政治や社会のあり方などについて活発に議論しました。
関西学院大学の冨田宏治教授は、貧困と格差を広げた新自由主義の転換が必要だと力説。医療体制を弱めてきた維新政治ではコロナ禍の問題解決はできないとし、「安倍政治に代わる対案を示せるのは野党連合政権しかない」と述べました。
日本共産党の柳利昭府委員長は、コロナ禍から暮らし・営業を守るため、国民世論と野党共闘の力が政治を動かし、大阪の「新型コロナ緊急アンケート」など苦難に寄り添い、現場の声を政治に届ける日本共産党に新たな期待と注目が寄せられていると話しました。
大阪教職員組合執行委員の大中美紀さんは、休校から分散登校までの学校現場や教員の実情を紹介。「全面再開で教室が3密になるのが一番大変。対応を学校任せにするのではなく、今こそ少人数学級の実現を」と訴えました。
オンラインで参加した原発・エネルギー・地域経済研究会の吉井英勝代表(元衆院議員)は、フランスや米国の原子力潜水艦で新型コロナの集団感染が発生した問題に触れ、「核兵器を制御できなくなる危険な事態だ」と警告しました。
(大阪民主新報、2020年6月21日号より)