市民に寄り添う市政へ
門真市長選5日投票 ほりお候補が全力
門真市長選は5日に投票日を迎えます。新型コロナ感染症禍が市民生活に深刻な影響を与える中、感染拡大の「第2波」への万全の備えをどうするのか、市民の命や暮らしを守る市政をつくるのかなどが争点です。日本共産党のほりお晴真候補(30)=新、前市議=は、「命と暮らし・営業、子育て応援の市民に寄り添った市政を実現したい」と訴えています。
新型コロナで市民生活に深刻な影響がのしかかる中、市の独自支援策はゼロ歳~中学生まで1人1万円支給が主なもので、他市と比べて十分とはいえず、下水道使用料は来年1月の大幅引き上げが決められました。府内自治体に先駆けて独自に実施してきた35人学級(小学5・6年、中学1年)を3月末に廃止し、40人ほどの詰め込みクラスが出ています。
「コロナ禍で暮らしが大変な今こそ市民に寄り添った市政を」と訴えるほりお候補は、35人学級復活で子どもたちの命と健康、教育環境を守りたいと訴えるとともに、感染拡大の「第2波」に備えてPCR検査数増や保健体制の強化で医療崩壊を起こさない対策が急務だと強調。「すぐやる4つのプラン」を掲げ、▽PCR検査増と医療体制の確保▽事業者支援金制度の創設▽学校給食無償化▽学校など万全の「3密対策」実施――に全力を尽くすと表明しています。
市長選は2期目を目指す現職の宮本一孝氏=大阪維新の会公認=との一騎打ち。「コロナで少し止まっているがIR、万博は進んでいる」と維新議員が演説するなどカジノ推進の姿勢は変わりません。
ほりお候補は「自己責任ではなく、みんなで支え合う社会へ政治を大きく動かしていく」と力説。「『大阪都構想』やカジノにうつつを抜かしているときではない。コロナ対策に全力を尽くす市政を一緒に実現しよう」と訴えています。
(大阪民主新報、2020年7月6日号より)