おおさかナウ

2020年08月22日

核兵器も基地もない社会を
終戦75年 平和求め各地で
今こそ9条守り抜こう
日本共産党街頭演説 衆院比例候補ら訴え

 75回目の終戦記念日の15日、日本共産党府委員会が大阪市都島区のJR・京阪京橋駅前で街頭演説を行いました。衆院近畿比例候補の宮本たけし前衆院議員(大阪5区重複)、清水ただし衆院議員(同4区重複)、こむら潤・尼崎市議(兵庫8区重複)、辰巳孝太郎前参院議員が訴え。山中智子大阪市議が司会を務めました。

やるべきはコロナ対策

終戦記念日の街頭演説で訴える(右から)清水、宮本、こむら、辰巳の各氏=15日、大阪市都島区内

終戦記念日の街頭演説で訴える(右から)清水、宮本、こむら、辰巳の各氏=15日、大阪市都島区内

 宮本氏は、新型コロナウイルス感染拡大の危機の中、野党が憲法の規定に基づいて臨時国会の開会を求めているにもかかわらず、これに背を向ける安倍政権に「国民の命と暮らしを託すわけにはいかない」と強調。「市民と野党の共闘を打ち立て、来るべき総選挙で安倍政権を倒し、野党連合政権で希望ある新しい政治を開こう」と呼び掛けました。
 清水氏は、安倍政権はコロナ対策での無策ぶりが際立つ一方、アメリカ言いなりに沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設を強行し、自民党が敵基地を攻撃できる能力の保有などを提言していることを厳しく批判。その安倍政権と一緒に改憲を狙っているのが維新だと述べ、「今こそ9条を守り抜く。その決意を新たにしている」と力を込めました。
 こむら氏はこの日、45歳の誕生日を迎えたと自己紹介。「党創立以来、反戦平和を貫く日本共産党の一員として、8月15日に生まれた者として、9条を守り、戦争をしない・させない、武器をもたない日本社会をつくりたい。この党に皆さんの思いを託してほしい」と語りました。 
 辰巳氏は、世界の紛争地でコロナの感染が深刻で、軍備増強がコロナ対策の障害になっていると指摘。PCR検査の抜本拡充など日本共産党の緊急提案を紹介し、「日本が今やるべきはコロナ対策。大阪では大阪市廃止の議論ではなく、コロナ対策を最優先すべき」と訴えました。

(大阪民主新報、2020年8月23日号より)

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