コロナ禍で暮らし守る泉南市政に
共産党 1増の3議席へ全力
泉南市議選18日告示・25日投票
泉南市議選が18日告示、25日投票で行われます。日本共産党は現職の大森和夫氏(61)と、くすのき成明(41)、寺本えみこ(58)の新人2氏が、現有2議席から1議席増やし、議案提案権の獲得を目指します。
定数は前回より1減の15。現職12人と元職1人、新人数人の20人前後が立候補すると見られます。維新は現有2議席に対し4人の候補者を擁立します。
コロナ禍で共産党市議団は市民の暮らし支援策などを求め、市に3度申し入れました。議会でも取り上げる中で、給食費無償化は小・中学校と幼稚園などで来年3月まで実現。夏休みが短縮される中で学校体育館への大型扇風機が設置され、一人親家庭・新生児・妊産婦への給付金、1世帯1万円の地域振興券、水道基本料の年内半額化などが実現しました。
収入が減った世帯に国民健康保険(国保)や介護保険、後期高齢者医療保険料の減免、市税の徴収猶予も実現。避難所に間仕切りパーテーション導入や段ボールベッドの購入など環境整備、高齢者のインフルエンザ予防接種無料化など、市政を大きく動かしました。またPCR検査の抜本的強化を求める意見書を提案し、維新や自民が反対しましたが可決しました。
国が進める公立・公的病院の再編統合計画で、済生会新泉南病院=泉南市=と阪南市民病院=阪南市=が統廃合の対象に。共産党は両病院の存続を求める意見書を提案し、自民党が反対しましたが可決しています。
共産党の3氏は病院統廃合計画の中止や、小・中学校で1クラス20人程度の少人数学級実施、暮らしと営業の支援制度の継続・拡充などを訴えました。また学校プール全廃計画の中止、音楽室などの特別教室と体育館へエアコン設置、子ども医療費の18歳まで無料化、国保・介護保険料の負担軽減、地域循環バスの拡充などを掲げています。
(大阪民主新報、2020年10月11日号より)