2020年10月31日
山下よしきの徒然エッセイ
日記風に綴る「激動の週末」
10月24日土曜日
午後、「障害児学校の設置基準策定を求める全国交流集会」に参加。児童生徒の急増に学校増設が追い付かず「教室をカーテンで間仕切りして2クラスで使用」など異常事態が広がる特別支援学校。根本に設置基準がないことがある。
昨年3月、安倍首相に質問し「放置するつもりはない」との答弁。今年9月、中央教育審議会が「設置基準を策定する」と明示。集会では「10年間の運動がやっと実る」と保護者、教職員の喜びがはじけた。「子どもたちに良い設置基準と学校を届けるために頑張りたい」とあいさつ。帰阪。
10月25日日曜日
終日、大阪市廃止・特別区設置住民投票(11月1日)の街頭宣伝。
8年前、根拠法案の審議で、①大阪市が徴収している税が大阪府の徴収になり、②大阪市に交付されている地方交付税が大阪府に交付され、③吸い上げられた税の配分割合を決めるのは府知事と府議会となる、ことが明らかになったと報告。大阪市廃止・特別区設置は「自治の大後退」「格下げ」と告発。
大阪の市民力、共同力はすごい。市内あちこちで市民団体、若者グループ、他党の反対運動に遭遇した。大阪市を廃止し、政令市の豊かな権限と税財源を奪い、湾岸部のカジノ開発に注ぐ――「都」構想の正体を市民がじわりじわり見抜きつつある。最新の調査では「反対」が「賛成」と並んだ。ヨシッ。臨時国会開会に備え上京。淀川の河口に沈む夕日が美しかった。(やました・よしき 日本共産党参院議員 毎月第1週に掲載)
(大阪民主新報、2020年11月1日号より)