私も期待
日本共産党府委員会新事務所建設に寄せて
心強い相談相手で、励ましてくれた場所
民青同盟中央副委員長・大阪府委員長 酒巻眞世さん
事務所に入り、「こんにちは~」と挨拶すると、「おつかれさま!」「おっ、まよちゃん元気?」と、フレンドリーに迎え入れてくれ、声をかけてくれる。活動で悩んだときは、一緒に悩み、うれしいことがあったら一緒によろこんでくれる。――私にとって党大阪府委員会は、本当に心強い相談相手であり、その事務所は私の専従者生活を励ましてくれた大事な場所です。
私の任務上、主な関わりは党青年学生委員会の方々でしたが、数年前から強く大きな民青をつくることが党の方針としても掲げられたことで、府党常任委員会のみなさんとの懇談の場が定期的に持たれるようになりました。
今では、地区委員会や市委員会、支部にまで懇談はひろがり、民青の活動や役割、青年の実態や願いが党のみなさんに共有される中で、「党支部と一緒に対話宣伝」「党から出されたつながりで青年が加盟!」など、世代的継承・青年学生分野を前進させ、一緒に民青を大きくする取り組みへと発展してきました。
コロナ危機の中で、青年の実態はかつてなく深刻になっています。
「2度目の緊急事態宣言で1か月バイトがなくなった。休業補償が4割しかされない、ほんとにキツイ」「バイトのシフトが減らされて、奨学金を借りざるをえなくなった」などの声が、アンケート調査や食料支援で寄せられています。
しかし一方で、コロナ危機を通じて多くの青年が生活と政治のつながりを実感し、生活が苦しいのは「自分の責任」ではなく、「社会の問題」として考える青年が増えてきています。「コロナ危機で、資本主義は限界じゃないかと考えるようになった」「自助と共助では救えないものがある。政治がそんなことをいうのは政治の責任放棄」「青年の実態を告発する活動に共感。自分も協力したい!」と青年が真剣に、「社会の問題」について考え、新しい社会への展望と一緒に行動する仲間を求めています。
そうした情勢と青年の中の変化が起きている下で、新たに府委員会の事務所が建設されることに重要な意義を感じるとともに、大きな期待を抱いています。
大阪での野党共闘を発展させ、新しい政治を切りひらいていくための拠点、青年・府民の命と生活を守るとともに、「声を上げれば政治は変えられる、だから一緒に変えよう」というメッセージを力強く発信し、社会的連帯をひろげ、草の根から運動を起こしていく拠点をつくるのがこの「新しい大阪府委員会事務所建設事業」だと思います。
私事ではありますが、2月から民青中央委員会の副委員長として東京で活動することになりました。大阪から離れてしまいますが、新しい事務所が完成することを楽しみに、この事業を成功させるために私も頑張る決意です!(さかまき・まよ)
(大阪民主新報、2021年1月24日号より)