おおさかナウ

2021年02月13日

私も期待
日本共産党府委員会新事務所建設に寄せて
戦後の荒廃した社会で出会った日本共産党
画家 森本光英さん

森本光英さん

 今回、日本共産党府委員会の事務所が建て替えられる事になり、現在の党事務所ができた頃からの党のあゆみをふりかえりました。
 私は、戦後すぐに日本共産党とのかかわりを持ちましたので、党と共に私の人生がありました。
 上本町二丁目に党事務所があり、私は勤務員として印刷の仕事をしていました。ある日、日本美術会が絵のサークルをつくることを知らせるポスターが印刷されているのを見て、絵を描くのが好きだった私はサークルに参加するようになりました。それが絵画の道に進むきっかけになりました。
 当時、五十年問題という党にとって一番、遺憾な苦しい、問題が持ち上がりました。それも解決され、現在の事務所が建設された頃から革新のうねりが始まったと思います。
 「五分野の会」という学者や文化人、弁護士等々、新しい広がりをもった人々の集まりが生まれ、「黒田革新府政」が誕生しました。革新府政の下で大阪府美術家協会も設立され、それらの運動の中で私も絵描きとして育てられたと思っています。
 現在の党事務所が玉造にできたことで、若い美術家を育てる場として玉造美術研究所ができ、私も設立に参加しました。その後、研究所は存続できず、後継者を育てる場はなくなりましたが、当時在籍していた人々が今日も、日展、一水会や、平和展、きりえ展、アートフェアなどで美術家として活躍しています。
 現在、政治は腐りきっています。格差が広がり、人間らしい営みが壊されています。
 私は、戦後の荒廃した社会の中で党を知り、生きる希望をもらいました。いま、当時と同じような、人との絆がとぼしい、荒んだ社会に新型コロナウイルスの流行が追い打ちをかけ、これからどうなるんだろうという不安感が広まっています。コロナ禍を克服し、どんな社会が必要なのかを提案できるのは日本共産党です。
 今こそ出番というときに新しい事務所を建設し、次の世代へバトンを渡し、活動の拠点ができること、その土台の石ころの一つとして参加できることは実にうれしいことです。
 新しい事務所に寄贈する私の作品(油絵)を、いずれかの壁に飾っていただけたら幸いと思っています。革新の砦としての事務所建設、多くのみなさんのご協力を心から望みます。

 日本共産党大阪府委員会は新事務所建設募金への協力を呼び掛けています。募金は最寄りの議員、党支部、党員に届けるか、郵便振替での送金の場合は、口座番号=00920―8―97104。加入者名=日本共産党大阪府委員会へ。通信欄に住所、氏名、職業と「新事務所建設募金」と記入してください。(ゆうちょ銀行以外からネットバンキングなどでお振り込みいただく場合は、金融機関コード【9900】、店番号【099】、口座番号【0097104】とご入力下さい。なおネットバンキングで通信欄がない場合は、住所、氏名、職業、金額、および「新事務所建設募金」と明記してメールをお送りいただくか、ホームページ「https://www.jcp-osaka.jp/pages/supporter」から同様の内容をお送り下さい。メールアドレスは、info@jcp-osaka.jpです。)

(大阪民主新報、2021年2月14日号より)

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