おおさかナウ

2021年05月17日

「第4波」から命守る
往診続ける医師が報告
「大阪の共産党です」ライブ配信

 日本共産党大阪府委員会は1日夜、インターネット番組「大阪の共産党です!」を動画投稿サイト「YouTube」でライブ配信しました。清水忠史衆院議員と辰巳孝太郎前参院議員が進行役を務め、リモート出演した東大阪生協病院の橘田亜由美院長と「大阪の医療現場のリアル」をテーマに語り合いました。

若年層の重症化や症状急変

 橘田さんは、新型コロナ感染「第4波」の特徴について、20代から40代の若年層の重症化や症状急変がみられると指摘。重症病床だけでなく中等症患者も入院できない非常事態の中、自宅待機や入院調整中の患者宅への往診を続けていると説明しました。

1万7千人が入院できない


医療現場の実態などを語り合う(左から)辰巳、清水の両氏=1日、大阪市内

 4月30日現在、1万7千人が自宅療養や入院調整中の状況について、橘田さんは、「救えるはずの命が失われることがないように、往診やオンライン診療も含めて、自宅や宿泊療養で待機する患者への医療提供を急ぐべきだ」と強調しました。コロナ患者への往診に対する診療報酬など手当が必要と述べ、「地域医療構想による病院つぶしを即刻中止し、国民の命と健康を守る政治に転換してほしい」と訴えました。

 

(大阪民主新報、2021年5月16日号より)

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