2021年06月19日
大門実紀史の国会レポート
コロナ対策は野党連合政権に任せて
6月15日、野党4党は菅内閣不信任決議案を提出しました。決議案には「もうこれ以上、菅政権にコロナ感染症対策を任せるわけにはいかない」という野党の強い意思が込められていました。
安倍、菅政権のコロナ対策は全てが後手後手、右往左往の連続でした。なにしろ最初に配布したのがあの小さな「アベノマスク」です。私は間違って眼帯を送ってきたのかと思いましたが、清水ただし衆議院議員によれば、「1枚では口が隠せないので2枚送ってきたのではないか」とのこと。さすが清水さんだと思いました。いずれにせよ一事が万事。政府のコロナ対策は最初から支離滅裂でした。
わが党は批判だけでなく、具体的な提案を行い実現してきました。例えば、PCR検査では、検査の拡充・徹底と感染者の「封じ込め(隔離してきちんと治して頂くこと)」が大事だと求めてきましたが、政府もやっと今年に入って検査の拡充を打ち出しました。
中小事業者支援では、わが党はいち早くドイツの例をもとに具体的な提案をおこない、現場の運動と合わせて持続化給付金を実現しました。また国民一人10万円の特別定額給付金は野党が力を合わせて実現したものです。しかし菅内閣はオリンピックの開催に固執し、持続化給付金など事業者支援策の継続を拒否しています。
もはやコロナ対策は、菅政権より野党連合政権に任せてもらった方が早いし的確です。総選挙での政権交代をめざし、全力で頑張ってまいりましょう。(だいもん・みきし 参院議員 第3週掲載)
(大阪民主新報、2021年6月20日号より)