近づく総選挙 3選挙区でオンライン演説会
18日、大阪9区、13区、19区でオンライン演説会は行われました。9区と13区では清水ただし衆院議員(近畿比例・大阪4区重複候補)が、19区では宮本たけし前衆院議員(近畿比例・大阪5区重複候補)らが訴えました。
19区で宮本比例候補・北村小選挙区候補
19区では、宮本氏、北村みき大阪19区候補が訴え。9月19日投開票の阪南市議選で勝利を目指す大脇けんご、河合まゆみ両市議が決意表明しました。
宮本氏は、新型コロナの感染拡大の深刻な現状を示し、ワクチン接種の遅れや大規模PCR検査を否定する国の無策ぶりを指摘。飲食店の苦境に触れ、金融機関を使って圧力をかけようとした菅政権の高圧的対応を糾弾し、「菅政権を終わらせ国民の命と暮らしを守る政治に変えよう」と呼び掛けました。
大阪市内で開かれた「表現の不自由展」について裁判所が表現の自由(憲法21条)を尊重する判断を示した一方、施設利用に難色を示し続けた吉村洋文府知事の姿勢を批判。戦前・戦中の日本共産党のたたかいに触れ、憲法に明記された主権在民、民主主義、平和主義を守るために全力を挙げると語りました。森友疑惑問題でも「国会に戻り赤木ファイルを手に真相解明を果たしたい」と述べました。
北村氏は国が再編対象とした阪南市民病院は地域住民の命を支えるかけがえのない医療機関だと指摘。保健所機能を縮小してきた府政問題に触れ、「命を切り捨てる政治を変えるために全力を尽くしたい」と述べました。
河合市議は、年間2万人が利用する老人福祉センターを守れと4回の一般質問で追及したと述べ、いきいき交流センターとして存続されると報告。大脇市議も産廃処分場計画を8年間の運動でストップさせた実績などを紹介。「住民の願いを政治に届け、実現に向けて頑張る日本共産党の2議席を必ず守り抜きたい」と語りました。
9区で清水衆院議員・小村比例候補
13区で清水衆院議員・かみの小選挙区候補
9区で清水氏は、菅政権はコロナ対策でやるべきことをやらず、大阪府政市政も責任を果たしたとは言えないと指摘し、安全迅速なワクチン接種や大規模検査、医療施設や業者への補償など共産党のコロナ対策を紹介。緊急事態宣言下での東京五輪は中止すべきだと述べました。
高齢者医療の窓口負担の2倍化の強行を厳しく批判するとともに、コロナ禍の中で59カ国が消費税減税を行ったことを紹介。今こそ緊急減税を野党の共通政策にしようと訴え、市民と野党の共闘で菅政権の打倒、身を切る改革ではなく福祉と市民生活を切る維新政治の本質を語り、日本共産党の支持を大きく広げることを訴えました。
こむら潤近畿比例・兵庫8区重複候補は、「ジェンダー平等実現のカギは憲法をしっかり守っていくことだ」と強調。総選挙は改憲を食い止め、命を守るという政治の仕事に責任を持つ政権をつくっていくたたかい」だとし、大嶺学茨木・豊能地区副委員長の質問に答え、入党のきっかけや国会でやりたいことなどを話しました。
こむら氏と共にインドネシアの伝統芸能を学び合ってきた知人女性や、池田市で塗装業を営んでいる男性が日本共産党への応援メッセージを寄せました。
13区では、清水氏と共にかみの淳一13区候補が訴え。コロナ危機の中で自己責任を押し付け続けている菅政権を批判し、市民と野党の共闘で、「命を守り、尊厳をもって生きられる社会、多民族多文化共生社会を東大阪から」と語りました。
内海公仁府議が府政報告、塩田清人東大阪市議が市政報告を行い、松平要社会党東大阪市議が応援メッセージを寄せました。
各演説会では、東京都議が都議選の支援へのお礼と共に勝利の意義を語りました。
(大阪民主新報、2021年7月25日号より)