2021年09月11日
宮本岳志の東奔西走
本気で共闘すれば勝利できる
菅義偉首相が政権を投げ出しました。国民の世論と運動に追い詰められた結果です。9年間にわたる安倍・菅自公政治の大破綻の証明です。菅政権のコロナ対応の致命的欠陥は、東京五輪・パラリンピック強行に象徴的に示されました。感染抑止に逆行する五輪開催は、国民への誤ったメッセージとなり、「第5波」の感染爆発に拍車をかけ、ついに「救急車を呼んでも医療にたどり着けず命を落とす」という医療崩壊に直面しています。安倍・菅政治や維新政治が国民の命を奪い始めているのです。
日本共産党は、来る総選挙を「なによりいのち、ぶれずにつらぬく」を掲げたたかい抜きます。党をつくって99年、侵略戦争の時代から、命を奪う戦争に命がけで反対してきました。だからこそ、今「何より命」をブレずに貫けるのです。
菅政権は倒れたものの、表紙を変えても政治は変わりません。いま総裁候補に名乗りを上げている人たちと私は、直接国会で論戦してきました。すべて安倍菅政権の閣僚として悪政を進めた「お仲間」です。
今こそ、市民と野党の本気の共闘の出番。森友問題での野党合同ヒアリングや、大阪12区補欠選挙での自らの議席をなげうってのたたかいなど、私は、その先頭に立ってきました。4月の3つの国政選挙でも東京都議選でも、8月の横浜市長選でも市民と野党が本気で共闘すれば勝利できることが証明されました。
まさに野党の本気度が問われています。国民が信頼できる「希望をひらく政権」へ全力で走ります。(みやもと・たけし 衆院近畿比例・大阪5区重複候補 第2週掲載)
(大阪民主新報、2021年9月12日号より)