政権交代へわくわく
日本共産党河南地区青年学生部 辰巳前参院議員迎え集い
目前に迫った総選挙で若者が力を発揮し、日本共産党の躍進と共闘の勝利で新しい政治を開こうと、同党河南地区の青年学生部が20日、大阪狭山市内で集いを開きました。辰巳孝太郎前参院議員が総選挙の意義や日本共産党の政策などを詳しく語り、参加者と交流しました。
安倍・菅自公政治を終わらせる
会場は大阪狭山市内の個人宅。大阪狭山、羽曳野、松原、富田林の各市、千早赤阪村に住む青年党員が集まりました。パワーポイントを使って報告した辰巳氏は、メディアの政治報道は自民党総裁選一色だが、誰が総裁になっても新しい政治をつくることはできないと指摘。「総選挙で9年間続いた安倍・菅自公政治を終わらせ、新しい政治にチェンジしよう」と語りました。
辰巳氏は、日本共産党が目指す新しい政治について①新自由主義を終わりにして、命と暮らしを何よりも大切にする②地球規模の環境破壊を止め、自然と共生する経済社会をつくる③ジェンダー平等の日本をつくる④憲法9条を生かした平和日本をつくる――の4つの柱で詳述。安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合と、日本共産党、立憲民主党、社会民主党、れいわ新選組が合意した共通政策を示し、政権交代すれば実現できると力説しました。
維新の会は一体何をしてきたか
「大阪では維新とのたたかいが避けて通れない」と辰巳氏。維新は「改革政党」と受け取られることもあるが、辞任表明した菅氏を維新の幹部が持ち上げ、ことしの通常国会では、75歳以上の高齢者の医療費窓口負担2倍化法や病床削減法などの悪法に自公と共に賛成したことを紹介しました。
辰巳氏は、維新が総選挙政策で掲げる「ベーシックインカム」は国民一人一人に月6万円配る代わりに、生活保護や児童手当、基礎年金を廃止するという「とんでもないものだ」と批判しました。
大阪のコロナ感染による死者が東京よりも多い原因には、維新政治が医療や公衆衛生を切り捨ててきた結果、「パンデミック(世界的大流行)に対応できなくなっていた。医療崩壊は起こるべくして起こった」と告発。「本当の改革を進める日本共産党の提案を広げ、躍進を勝ち取って維新を打ち破ろう」と呼び掛けました。
延長線ではなく政治をチェンジ
報告を聞いた参加者からは「これまでの延長線ではなく、政治をチェンジする選挙なのだと伝えていきたい。野党の共通政策は政権交代すれば実現できるのだと思うと、とても力強いし、わくわくする」「共産党に入るまでは『世の中はこういうものか』と感じて、政治のことは分からなかった。今は、みんなの声を集めれば変えていけると思うようになった」「学生向けの食料支援活動に取り組んで、大学生の大変さを実感した。総選挙は政治を変えるチャンス。頑張りたい」などの決意が相次ぎました。
「『身を切る改革』と維新は言うが、実際何が行われているのか」という質問も。辰巳氏は維新が議員の給料や定数を減らすのは、住民サービス削減の「行革」を実行するために、「自分たちはこれだけやっている」という姿を見せているに過ぎないときっぱり。
その一方で維新は、国会議員1人当たり年4500万円にも上る政党助成金を受け取り続けていることを紹介し、「国民の税金を分け取りにする政党助成金。日本共産党は受け取りを拒否しています。維新も返したらどうなのか」と語りました。
(大阪民主新報、2021年9月26日号より)