おおさかナウ

2021年10月02日

自公政権に代わる新しい政治へ
日本共産党 候補者先頭に連日対話・宣伝
総選挙で共産党躍進・野党共闘勝利を

 日本共産党は歴史的総選挙が目前に迫る中、党の躍進と市民と野党の共闘の勝利で自公政治に代わる新しい政権をつくろうと、候補者を先頭に連日、街頭宣伝、対話を繰り広げています。大阪では比例での80万票獲得を目指し、近畿比例で2議席から4議席への絶対回復、小選挙区でも躍進をと訴えています。

高校生とも対話を進めて
宮本近畿比例大阪5区候補

 宮本たけし比例・大阪5区重複候補は、若者との対話アンケートや街角での懇談会などに旺盛に取り組んでいます。

高校生と対話アンケートで

 「10代の皆さんはこの国の主権者。命と暮らしを守る社会を目指し、政権交代を問う総選挙で一緒に政治を変えよう」。9月24、27日にそれぞれ大阪市西淀川区と東淀川区で10代学生との対話アンケートに取り組んだ宮本氏は、こう訴えました。
 アンケートには「コロナで苦しむ人がなくなってほしい。以前の学校生活を取り戻したい」「地球環境を犠牲にする経済と社会のあり方を変えたい」などの声が寄せられました。

政治と社会に関心が湧いた

立ち見も出るほど盛況だった街角懇談会で訴える宮本氏=9月26日、大阪市此花区内

 5月に18歳になった3年女子生徒は、「ドイツ連邦議会選挙のニュースを見て、日本の政治と社会もどう変わっていくか関心が湧いた」と語り、衆院選では原発政策で投票先を選びたいと話しました。「奨学金について関心がある」と語った3年男子生徒は、大学受験が近づく中で受験料や入学金、授業料を払えるか不安と訴えました。
 宮本氏は、気候危機打開に向け、原発なしで2030年までにCO2を6割削減する日本共産党のプランを紹介。大学・専門学校学費半額を盛り込んだ「子どもと学生に希望を届ける宮本プラン」に触れ、「国が予算を付ければ学費は半額にできる。返却不要の奨学金も実現し、教育負担の軽減を目指したい」と語りました。

力合わせて希望ある政治へ

高校生と対話する宮本氏=9月24日、大阪市西淀川区内

 茶系の地毛の生徒が黒く染めるよう指導されるなどのブラック校則への不満も相次ぎ、「靴下の色を黒か白、グレー限定はおかしい」「髪型の個性も認めてほしい」「肌寒い日でも重ね着禁止に納得できない」などの事例も出され、「自分たちでルールを考えて決定できるよう信頼してほしい」との意見もありました。
 宮本氏は、若者たちの声が政治に届き文科省が理不尽な校則見直しを通達したと指摘。国会で18歳選挙権実現へ論戦した経験を踏まえ、「政治を動かすのは国民の声。みんなで力を合わせれば、必ず希望あふれる政権への道が開ける。若者が安心して学び、働ける希望ある社会をつくるために、政治と社会の改革に全力を尽くします」と熱く語り掛けました。

4つのチェンジを知らせて

 宮本氏は9月26日、此花区の2カ所で街角懇談会を開催しました。
 マンションが建ち並ぶ「高見フローラルタウン」の一角で開かれた懇談会には、24脚の椅子を用意したところ、この場所では過去最高の約50人が参加。「家のベランダから見えたから」と子ども3人も兄弟で参加しました。
 宮本氏は、自民党の総裁選で誰が選ばれても、コロナ対策、原発政策、森友疑惑解明などどれをとっても今までと違う政治をやることはできないと指摘。総選挙で新しい政権をつくろうと呼び掛け、「4つのチェンジ」など党の政策や、野党が合意した政策を紹介。「比例選挙は得票が増えれば増えるほど議席が増える。比例で日本共産党を躍進させて、5区は宮本で再び国会へ送ってほしい」と訴えました。
 参加者から寄せられた「聞きたい言いたいカード」は、時間切れで取り上げられないほど多く集まり、野党共闘、気候変動、学費問題などの質問に宮本氏が丁寧に応えました。
 懇談会は、太陽光パネル発電も利用して行われました。ユーチューブでも配信されました。

街角でトークセッション
わたなべ大阪3区候補

まちかどトークセッションで支持を訴える、わたなべ、井上の両氏=9月23日、大阪市住之江区内

 日本共産党のわたなべ結・衆院大阪3区候補は9月23日、大阪市内で井上浩大阪市議と一緒に「まちかどトークセッション」を行い、「政権交代で野党連合政権を実現へ、野党共闘の要の日本共産党を大きくしてください」と呼び掛けました。
 総選挙の歴史的意義、自公政治からの「4つのチェンジ」の内容を紹介したわたなべさんは、3つ目のチェンジ「ジェンダー平等社会をつくろう」で、「男女間の賃金格差をなくすことが大きなポイント」だと強調。女性の2人に1人が不安定な非正規雇用で働く現状、平均年収は男性540万円に対し女性は296万円にとどまると述べ、「女性を貧困に追い込む大きな原因となる賃金格差を正すために頑張りたい」と訴えました。
 井上市議は自身が学校の制服問題を取り上げた質問で、女子生徒もズボン可になるなど教育現場を少しずつ動かしてきたことを紹介しました。
 わたなべさんは、自公政権の下、2014年から19年までに約3千床のベッド削減が強行された上、先の通常国会では25年までに新たに1万床以上削減する法案が、維新も賛成に加わって強行されたと告発。「コロナ禍でベッドが足りない危機的状況の中、悪法を強行する政治を変え、力を合わせて命と暮らしを守る政治を実現しましょう」と呼び掛けました。
 まちかどトークセッションはオンラインでも配信されました。

(大阪民主新報、2021年10月3日号より)

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