21世紀の革命運動のセンター
新事務所の建設工事進む
日本共産党府委員会 建設現場見学会開く
日本共産党府委員会(柳利昭府委員長)の新事務所の建設工事が、大阪市天王寺区空堀町で着々と進んでいます。21世紀の奥深くまで、大阪の革命運動のセンターとなる新事務所。府委員会の建設推進委員会は、党創立100周年を迎える来年3月の竣工に向け、建設募金の目標達成へ幅広い協力を訴えています。
来年3月の竣工へ
17日には建設現場の見学会が開かれ、柳府委員長はじめ府役員や府委員会勤務員、各地区委員会の募金担当者らが参加しました。現場では、すでに組み上がった鉄骨に、壁や床が取り付けられ、電気工事などが進行中。参加者は各階を回り、新事務所の構想・設計を手掛けるF・P空間設計舎・一級建築士の大槻博司さんの説明を受けました。
1階のエントランスホールは相談や打ち合わせなどに使いますが、記者会見なども使用可能。2、3階は執務室ですが、エレベーターや階段などの配置を工夫し、廊下をなくすことで効率的に使えるように。2階の道路に面した部分は屋根を緑化します。
最上階の4階は柱のない大会議室で、間仕切りを使えば4つの会議・打ち合わせができます。屋上には環境と省エネを重視して太陽光パネルを設置。発電した電気を蓄電池にためることで、夜間や停電時にも電気を活用できます。
見学会参加者からは「シンプルな設計で利用しやすそう」との感想や、「建設募金の“担い手”を広げる」などの決意が寄せられました。
募金の目標達成へ
創立100周年記念事業として
日本共産党府委員会は2018年2月の第76回府党会議の「総合計画」で、21世紀の早い時期の民主連合政府の樹立、当面する野党連合政権の実現を目指し、府委員会事務所の現地全面建て替えを決定。その後、大阪の党の100年史の編さん事業と共に、党創立100周年記念事業として取り組みを進めてきました。
建設に必要な予算は4億円。19年8月から建設募金を始め、党員や後援会員、支持者らの協力で目標の9割、約3億6千万円に上っています。一方、旧事務所の解体工事前の調査で確認されていた建物内のアスベスト(石綿)以外に、外壁の下地全体にもアスベストが塗り込まれていたことが工事中に判明。その除去作業などのために、約5千万円の追加費用が生じています。
新しい事務所でたたかう参院選
建設推進委員会では追加費用を府委員会の努力で集めると同時に、「4万人の募金協力者で年内4億円達成」をスローガンに、各地区委員会と力を合わせて、建設募金を広く呼び掛けています。
建設推進委員会の駒井正男事務局長(府書記長)は「コロナ禍にもかかわらず、多くの皆さんの温かい協力で募金は目標の9割に達しました。新事務所は政権交代を実現する拠点となるもので、来年7月の参院選も新事務所でたたかいます。必ず日本共産党の躍進と大阪選挙区での、たつみコータロー候補の勝利を勝ち取り、共に党創立100周年を迎えましょう」と、募金へのいっそうの協力を呼び掛けています。
(大阪民主新報、2021年11月28日号より)