おおさかナウ

2021年12月11日

暮らしに希望を取り戻す
改憲阻止して平和を守る
日本共産党 来夏の参院選勝利へ街宣

 来年夏の参院選で比例5議席(全国650万票目標)を勝ち取り大阪選挙区(改選数4)で日本共産党の議席回復を!――次期参院選での躍進を期し日本共産党大阪府委員会は5日、大阪市北区のJR大阪駅前で街頭演説を行いました。5期目を目指す大門みきし参院議員(比例)と大阪選挙区(改選数4)で議席奪還を目指すたつみコータロー前参院議員が清水ただし前衆院議員とともに、「命と暮らしを守る政治実現へ日本共産党と力を合わせましょう」と呼び掛けました。渡部結・党府副委員長が司会を務めました。

たつみ氏の議席奪還必ず

訴える(左から)清水、たつみ、大門の各氏=12月5日、大阪市北区内

 大門氏は演説で「苦難にあえぐ国民の暮らしに希望を取り戻すため、来年の参院選を足掛かりに政権交代実現を目指そう」と述べ、比例代表5議席確保へ全力を挙げると表明しました。共に参院選をたたかうたつみ氏について、論戦と行動力で政治を動かしてきた若手のホープと紹介。「悪政に苦しんでいる国民に寄り添い肩を支える仕事をしてきた青年政治家、たつみコータローさんを再び国会に戻すため力を合わせよう」と呼び掛けました。
 大門議員は、初当選以来の国会活動を振り返り、「小泉政権以降の構造改革路線とアベノミクスは、庶民の暮らしを追い詰め、格差と貧困を広げただけだった」と指摘。1億円以上の富裕層の所得税負担率が下がるなど累進課税原則に逆行する「1億円の壁」問題を追及した国会論戦に触れながら、首相就任後に新自由主義路線にしがみつく姿を見せる岸田首相を批判しました。「欧米諸国はすでに課税強化へ舵を切っている。新自由主義政策に基づき大企業と大金持ちを優遇し社会保障改悪を強行する自公政治を大本から変えよう」と呼び掛けました。

消費税減税の実現へ全力で

 たつみ氏は、臨時国会で自公与党が成立を目指す18歳以下の子どもに現金とクーポン券合わせて10万円相当を給付する方針について、1千億円近くもの余計な事務経費が掛かると批判。困窮する人たちを支えるため消費税を5%減税するのが、最も迅速で効率的だとし、「低所得者に重い負担がのしかかる消費税減税の実現へ、全力を尽くしたい」と語りました。
 「国民が願っているのは、人間らしいごく普通の生活を営める社会の実現。毎日の暮らしに困る人をなくすために政治の力が必要だ」。たつみ氏は暮らしの相談活動に9年間関わったことが政治活動の原点だと語るとともに、「格差と貧困は政治によってつくりだされたもの。今度は私たちの手で、政治の責任で貧困を解消する社会を目指そう」と呼び掛けました。

広範な国民と共に歩む政党

 たつみ氏は、コンビニオーナーの苦難解決やブラック企業問題是正など現実政治を動かしてきた日本共産の実績、過去の侵略戦争に命懸けで反対してきた歴史、憲法違反の政党助成金も企業献金も受け取らない日本共産党の姿を示しました。命と暮らしを守る政治、気候危機打開やジェンダー平等実現など持続可能な経済社会の実現へ、広範な国民とスクラムを組んで進んでいくと表明し、「参院選で改憲勢力に3分の2の議席を許すことは許されない。大阪選挙区で必ず勝ち上がり、暮らしを守れ、憲法守れの声を政治に届けたい」と力を込めて訴えました。

共産頑張れのメッセージを

 清水氏は、総選挙で野党4党が比例得票を前回比246万票上積みし42議席増えたと指摘。市民と野党の共闘が自公を追い詰める結果を生み出したと述べ、「共闘失敗」との宣伝は、多くの市民の後押しを受け野党共闘で政権交代を目指す日本共産党の力を恐れたものだと指摘しました。
 清水氏は、全国650万票の得票で5議席確保とともにたつみ氏勝利へ全力を尽くすと述べ、「憲法9条守れ、平和守れの願いを共産党へお寄せください。来年7月の参院選で日本共産党を大きく伸ばしてほしい」と訴えました。
 手作りの横断幕を持って街頭演説を聞いた男性は、「9条守れ、気候危機打開へ原発ゼロ社会を実現したい。共産党頑張れのメッセージを広げていきたい」と話しました。

 

(大阪民主新報、2021年12月12日号より)

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