おおさかナウ

2021年12月11日

共産党府委員会が第6回総会

 日本共産党大阪府委員会は第6回府委員会総会を4日、大阪市内で開き、総選挙総括と参院選勝利躍進目指す活動を提起した第4回中央委員会総会(4中総)決定を討議、大阪の総選挙総括と参院選勝利・躍進目指す作戦計画を議論しました。

十分に共闘の魅力伝わらず

 大阪の総選挙結果について柳利昭委員長は、有権者は「自公政治ノー」の審判を下したが、野党共闘の大義や魅力が府民的に伝わらなかった下で、怒りと変化を求める有権者の思いが「改革」を標榜した維新に集中したと指摘しました。

本物の改革方向と政策示す

 大阪の野党共闘の到達点と課題については、歴史的な「共通政策」「政権協力」「候補者一本化」の合意の一方、共闘攻撃、共産党攻撃が数段強められたとし、「本気の共闘」の発展へ、「野党共闘で政権交代」の声を多数派にする奮闘を呼び掛けました。
 維新の伸張について、維新を「改革勢力」と見る府民意識・動向があるとし、①維新への的確な批判、客観的な情報提供を広げる、②大阪を変える本物の改革方向と政策を示し、野党共闘を発展させる、③維新を上回る党と民主勢力の力を持つことを呼び掛けました。
 政策宣伝活動と政治論戦の課題として、①支配勢力による共闘攻撃、共産党攻撃を上回る反撃の弱さ、②党の宣伝物の不足、③党の姿、政策を府民の意識・動向にかみあわせる努力など挙げました。

「比例を軸」の系統的発展を

第6回府委員会総会で報告する柳利昭府委員長(右)=4日、大阪市内

 「比例を軸」にした活動を系統的に発展させ、新たな開拓を進めること、担い手づくりを軸にした対話・支持拡大、選挙指導の熟達、世代的継承を本格的に進めることなども述べました。
 総会では、参院選の近畿比例候補・大門みきし参院議員と、大阪選挙区候補のたつみコータロー前参院議員が決意表明。
 討論では、総選挙で候補者としてたたかった清水忠史前衆院議員らが発言。党の気候危機やジェンダー平等政策への若い世代の共感など、総選挙の手応えと教訓や、参院選に生かす決意などが出されました。

(大阪民主新報、2021年12月12日号より)

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