2015年05月24日
ただしの国会レポート10
住民投票勝利と初の本会議質問
住民投票はまさに涙の勝利。出口調査で劣勢が伝えられる中での反対確定報道に、抱き合って喜びを爆発させました。大阪市をなくしたらアカンと願う、幅広い共同がかつてなく広がりました。自民党と共産党が合同で街頭演説するなんて、誰が想像できたでしょう。それだけ、大阪市が危険だったということ。
そして橋下市長の政界引退宣言。ついに、暮らしと民主主義を破壊してきた維新政治にノーの審判を下すことができました。反対と書いてくださった市民のみなさんに敬意と感謝の気持ちを贈りたいです。賛成と書かれたみなさんのお気持ちもしっかり受けとめ、よりよい大阪市のまちづくりをめざします。
さて、国会活動も多忙を極めています。
5月19日、刑事訴訟法の一部改正案を議題に、本会議場で質問に立ちました。冤罪事件を根絶するために検討が始められたものの、法案では、証拠の全面開示や取り調べの可視化はほんの一部にとどまり、盗聴法の拡大やあらたな冤罪を生みだす司法取引の制度が盛り込まれているとんでもない悪法です。警察に盗聴の自由を拡大すれば、国民のプライバシーや基本的人権が根底から侵されます。
断じて認められない立場から質問しましたが、法務大臣や国家公安委員長の答弁は空疎で不誠実なものばかり。阻止するためにますますファイトが湧きました。
はじめての本会議登壇で緊張しましたが、後援会から贈っていただいた真紅のネクタイで元気よく挑みました。(清水ただし 衆議院議員 隔週で掲載)
(大阪民主新報、2015年5月24日付より)