2022年01月15日
岸本候補勝利で新基地ストップを
名護市長選23日投票 大正で決起集会
同日投票の南城市長選も
沖縄県名護市長選(16日告示、23日投票)で、同市辺野古の米軍新基地建設阻止を掲げる「オール沖縄」の岸本ようへい候補勝利をと8日、大阪市大正区で市長選決起集会が開かれました。
名護市長選は「オール沖縄」の勝利で再び「新基地NO」の民意を示すのか、基地推進の現職市長を許すのかが焦点。夏の参院選や秋の県知事選を控え絶対に負けられない選挙です。同日投開票の南城市長選での瑞慶覧チョービン候補の勝利も呼び掛けられました。
決起集会は日本共産党木津川南地区委員会と同党大正区委員会の共催で開かれ、約50人が参加。小原孝元大阪市議は開会あいさつで、本土復帰50年を迎えた沖縄に、基地のない平和な暮らしが実現するよう、連帯して頑張ろうと呼び掛けました。
大阪安保の守山禎三事務局長が情勢報告。国の設計変更申請を不承認とした玉城デニー知事の判断を無視して、工事を続行する国の横暴なやり方を厳しく批判しました。
守山事務局長は、深刻な米兵犯罪や環境汚染に加え新型コロナ感染拡大、戦争のための軍事拠点化など基地の矛盾が激化する下で、基地返還が実現すれば経済・雇用など大きな効果が実現できると強調。「基地のない平和の島を願う『沖縄の心』と固く連帯して、辺野古新基地建設をストップし、豊かな名護市政の実現を」と呼び掛けました。
大正区在住の伊波新吉さん(82)=宮古島出身=は、沖縄戦で兄を亡くした経験を紹介し、「母親が何度も繰り返した『命こそ宝』の思いは今も忘れられない。ふるさと沖縄が平和で豊かに発展するように、市長選勝利へ大阪から戦争反対の思いを届けたい」と訴えました。
(大阪民主新報、2022年1月16日号より)