住民投票反対多数
市民の奮闘最後まで
大阪市を解体し、5つの特別区を設置するどうかの是非を問う住民投票で「反対」が「賛成」を上回り、「都」構想ノーの審判がくだされました。投票日当日の17日も含めて、最後まで、「大阪市なくしたらあかん!」と演説、パレード、宣伝が繰り広げられました。
●怒れる大女子会
大阪市大好き!みんなで守ろうと女性たちが御堂筋をパレード。思想・信条や党派の違いを超えて呼び掛けた「大阪市廃止・分割に大反対!怒れる大女子会パレード」実行委員会が主催。出発前集会で自民党の北野妙子市議と日本共産党の寺戸月美市議らがアピールしました=15日、中央区内
●投票日当日も
維新の会の巻き返しが強まる中で迎えた住民投票投票日当日、大阪市内各地で「大阪市廃止・解体を絶対に許さない」と勝利目指す猛奮闘がありました。ヘルスコープおおさかは区内のすべての投票所での訴えや、宣伝カー運行などで午後8時までフル回転。移動中にも出会った区民に「投票お済みですか」「大阪市をつぶす『大阪都』構想に反対しましょう」と対話しました=17日、鶴見区内
●野党合同街頭演説
地下鉄・南海天下茶屋駅前での合同街頭演説で「大阪市解体ノー」「西成区を守ろう」と訴える(右から)自民党の柳本顕・大阪市議団幹事長、日本共産党の尾上康雄・大阪市議、OSAKAみらい(民主系)の小林道弘・前大阪市議、平松邦夫・前大阪市長、公明党の前田修身・大阪市議=14日、西成区内
●歌いながら
下町の路地裏や大型商業施設でにぎわう上本町駅周辺などをギター伴奏に合わせて「守ろう大阪」を歌いながら路地裏を練り歩いて大阪市廃止・分割「反対」を訴える天王寺区の日本共産党員たち。道行く市民が「僕も反対。大阪市なくすなんて駄目」などと声援を送りました=15日、天王寺区内
●若者が「大阪守れ!」
最終盤に「SADL」(1面参照)の若者たちが呼び掛けたサウンド・デモには600人が参加。「大阪つぶす都構想反対!」「大阪守れ!」「暮らしを守れ!」とアピールしながら、淀屋橋から御堂筋をパレードしました。出発前に大阪市役所前で開かれた集会では元大阪城天守閣館長の渡辺武さんも駆け付け、「若い皆さんたちの頑張りは大阪の希望」と激励しました=16日、大阪市中央区内
(大阪民主新報、2015年5月24日付より)