参院選展望し共闘発展へ
大阪革新懇が代表世話人会開く
進歩と革新をめざす大阪の会(大阪革新懇)が15日、大阪市北区内で2021年度の第11回代表世話人会をオンライン併用で開き、新型コロナの感染急拡大への対応、17日開会の通常国会での焦点、夏の参院選を展望した市民と野党の共闘の発展などについて活発に意見交換しました。
新型コロナ問題では、昨年末からオミクロン株の感染が急増し、重症化率は低いが医療現場の負担が深刻になっている実態や、学校現場でも感染が広がり臨時休校になっている事例などを交流。「PCR検査を圧倒的に拡大するしかない」「オミクロン株は感染力が強いという情報が早くからあったが、大阪府は対策や体制強化を取ってこなかった。命最優先の体制と公的組織を」などの発言が相次ぎました。
日本共産党の柳利昭府委員長は、新型コロナ問題で府議団が対策強化を要望(12日)し、党府対策本部も活動していると報告。通常国会では、新自由主義を継続する岸田政権に「やさしく強い経済」の対案を示すと共に、同政権が改憲や敵基地攻撃能力の保有の検討に前のめりになる中、9条を生かした平和外交を追求する論戦を展開したいと述べました。
野党共闘を破壊する攻撃が引き続き行われている中、共闘発展へ率直に話し合うことが必要だと指摘。参院選に向けて党府委員会として毎月1回のビラを連打する取り組みを紹介し、「維新の主張が無批判に流されている中、府民要求に基づいた打開策や、維新の実像について情報提供していきたい」と語りました。
民青同盟の園部真拓府委員長は、全国でも大阪でも同盟員数で大きな前進を勝ち取り、食料支援活動などで同盟員が生き生き活動していることを報告。「コロナ禍で青年・学生の状況は深刻。対話で要求を引き出し、同盟員とつながり、連帯して学び行動していきたい」と決意を語りました。
また、大阪革新懇の元代表世話人で関西大学名誉教授の鰺坂真氏が6日に死去したことを受け、同氏の生前の活動の思い出も交流。「鰺坂先生の遺志を受け継いで頑張ろう」との声が出ました。
(大阪民主新報、2022年1月23日号より)