府民の命を守る府政に
共産党府議団懇談会 カジノ傾倒府政を批判
日本共産党府議団は9日、府的団体との懇談会をオンラインで開きました。府政報告した石川たえ団長は維新府政について、「府民の身を切り、カジノ・万博や『府市一元化』に向かって暴走している」と述べました。
カジノ万博開発中心の維新府政
石川氏は、府が来年度の基本方針で大阪・関西万博とカジノを造るために重要な年だと位置付け、これに対する取り組みの加速を柱としていると指摘しました。内海公仁府議は、府が当初計画していた基本構想と事業者の計画は全く違い、国内の客から年間4200億円を巻き上げるカジノになったと指摘。「この事実を多くの府民に知らせることが大切だ」と述べました。
コロナ検査と医療の大幅強化を
石川氏は、検査拡大する東京都などの例を紹介し、大阪では吉村知事自身が、無症状者への繰り返しの検査の必要性は低いと議会で答弁し、感染制御して府民の命を守るという立場に立っていないと指摘しました。
石川氏は、府内43市町村へPCR検査の全自動検査機導入や介護従事者への1人2万円給付、収入が減少した非正規労働者に1人5万円給付など、共産党の提案を紹介。「カジノ万博をやめれば暮らしを守れる」とし、子ども医療費無料化、老人医療費助成復活、小・中学校での35人学級拡充などを挙げました。
府民の願い府政につなぐ共産党
共産党府議団は無料検査の実施や高齢者施設等での定期検査、知的支援学校新設等の実績を上げてきました。
石川氏は、共産党が府民請願約104万人全ての紹介議員となり、96万人は共産党だけが紹介議員になっていることを紹介し、「共産党の議席があるかないかで府民の声をどれだけ届けられるかが変わる」と強調しました。
維新提案の府議会定数削減案について、 「府民の声が届かなくなる。共産党の議席を必ず確保し、府民の声に応える府政へ全力で頑張りたい」と決意を述べました。
(大阪民主新報、2022年2月20日号より)