2022年03月26日
社会保障充実で経済発展・財政好転
「優しく強い経済」語る
サポーターネット企画第2弾で大門氏
JCPサポーター大阪の第2回オンライン学習企画「みきしーに聞く!優しく強い経済って何?」が17日、動画投稿サイトユーチューブでライブ配信されました。日本共産党の大門みきし参院議員・比例候補が国会報告するとともに、経済問題を中心に寄せられた質問に答えました。
ロシアのウクライナ侵略については、戦争を違法化してきた国際社会の努力を紹介。「実効性のある経済制裁が重要」とし、日本が行うべきことは医療分野など非軍事の人道支援だと強調しました。
成長できない構造的な問題
大阪へのカジノ誘致計画は、根拠のない経済効果を打ち出す一方、膨れ上がるインフラ開発予算などずさんな計画だと批判。カジノは新たな富を生み出さないとし、計画をつぶすため全力を尽くすと語りました。
大門氏は、企業のもうけを最大化させる「新自由主義」政策について、雇用を破壊し賃金抑制と社会保障費削減につながる仕組みを解説。「人に冷たい経済は弱い経済」で、「成長できない日本」の構造的問題となっていると述べました。
大門氏は、内部留保課税で5年間で10兆円規模の税収確保が可能だと強調し、賃金引き上げ、不公平税制是正、ジェンダー平等など政策によって富を国民に還元し、パンデミックにも強い経済社会が展望できると指摘。特に社会保障分野は日本経済の4分の1を占めていると述べ、「社会保障を縮めれば経済活動の後退につながり、減らし続けた方がよいとの考え方が間違っている。社会保障の充実で経済が発展し財政も好転するという『逆転の発想』が必要だ」と語りました。
最後に大門氏は、たつみコータロー候補と共に日本共産党が伸びて大阪経済の発展へ貢献できるよう力を尽くしたいと、参院選に向けた決意を語りました。
(大阪民主新報、2022年3月27日号より)