参院選・統一地方選勝利へ
大阪7区で集い 大門、たつみ、石川氏が訴え
夏の参院選と来春の統一地方選挙勝利を目指す「大阪七区講演と文化の集い」が21日、吹田市内で行われ、会場と「ユーチューブ」での視聴を合わせて約500人が参加しました。
集いでは、大阪大学名誉教授の内藤林(しげる)大阪7区日本共産党後援会長があいさつ。ロシアによるウクライナ侵略を批判し、日本国憲法は、諸国民を信頼して平和を築くことを高らかにうたっているとし、「どんなに弾圧されても戦争に最後まで反対した唯一の政党・日本共産党が参院選で大きくなることが必要。支援を訴えてほしい」と呼び掛けました。
ケイ・シュガー(佐藤圭子本紙編集長)がピアノの弾き語りを披露した後、大きな拍手に迎えられて石川たえ府議、大門みきし参院議員(比例候補)、たつみコータロー前参院議員(大阪選挙区候補)が次々登壇し、訴えました。
命奪わない政治を
石川府議は、2年以上にわたるコロナ禍で大阪では5千人以上が亡くなったとし、自らの議会論戦を紹介して問題点を詳述。政府の急性期病床削減に、14の都県がストップをかけたが、大阪ではこの2年間で400床近い急性期のベッドが減らされ、感染しても入院し療養できなくなっていること、子ども・高齢者・障害者施設での定期検査や市民対象の無料の大規模検査など、感染制御の努力が政治の責任で行われていないこと、介護職員や保健所職員の増員や暮らし応援金の支給を求める声には耳を貸さない一方、カジノで大阪が元気になるとして巨額の税金投入が行われようとしていることを厳しく批判しました。「政治の無策によってなくなる命がこれ以上増えることを、黙って見過ごすわけにいかない。誰の命も奪われない政治をどうしてもつくりたい」と訴えました。
人に優しい経済を
大門氏は、たつみ氏について「論戦力、調査力抜群。国民の皆さんの要求を全部ものにして結果を出す、素晴らしい政治家だ」と強調し、自身を含む参院比例必勝5候補の人柄や実績を紹介しました。
この20年間、賃下げ、社会保障切り捨てなど人に冷たい政治が進められる一方、日本の富が一部の大企業と富裕層に偏在した結果、日本経済が停滞したと指摘。逆転の発想で、重要な経済活動である社会保障を立て直し、企業の内部留保への課税で、中小企業の最低賃金引き上げを支援すること、男女賃金格差是正など、人に優しい経済で日本経済を成長させることを提案しました。
大阪で唯一の党に
たつみ氏は、ウクライナ侵略について、「いろんな価値観があっても仲良くやっていくとルールを定めた国連憲章で一致団結してこそ、ロシアの侵略をやめさせられる」と強調。「核共有」の議論、憲法9条改憲をとする動きに対しても、軍事同盟をやめて、紛争を戦争に発展させない取り組みをしてきた東南アジア諸国連合(ASEAN)の活動を紹介し、「憲法9条を生かした外交」の必要性を述べました。
大阪へのカジノ誘致も止められるときっぱり。国会議員になってすぐやりたいことは「森友問題の追及」だとした上で、大阪選挙区で、9条生かした外交、カジノストップを主張し、森友問題追及ができるのは自分しかいないと述べ、「命懸けで反戦平和の旗を100年間掲げ続けて来た共産党が、絶対に勝ち抜かなければならない」と訴えました。
(大阪民主新報、2022年5月29日より)