おおさかナウ

2022年06月11日

「平和と暮らしかかった選挙」 躍進必ず
毎金曜「赤旗」手渡しで宣伝

 参院選本番を目前に控え、各地で宣伝・対話を繰り広げている日本共産党。党熊取東支部・後援会では、毎週金曜日午後、JR熊取駅前で「しんぶん赤旗」日曜版などを手に宣伝しています。

共産党熊取東支部・後援会が奮闘

 「いつもお世話になっています」「日本共産党の機関紙、真実が分かる『しんぶん赤旗』です。どうぞお読みください」――3日午後4時半から1時間、JR熊取駅前の自由通路に元気な声が響きました。
 近くの大学の学生や買い物帰りの人が、「赤旗」日曜版の見本紙を受け取って行きます。毎週定例で宣伝していることを知り、電車を降りて新聞を受け取り、またホームに戻っていく人も。1時間で20部以上の見本紙が届けられました。

5中総・決起集会を視聴して

鱧谷陽子熊取町議の自宅で、第5回中央委員会総会「参議院選挙必勝 全国決起集会」の中継を視聴する人たち=3日、熊取町内

 この日は党の第5回中央委員会総会「参議院選挙必勝 全国決起集会」が開催され、熊取東支部も鱧谷陽子町議の自宅で視聴しました。
 「志位さんが言ったように『力対力』は戦争への道。絶対に止めないと」と話したのは、支部員の村井政子さん(77)。支部長の荻田道夫さん(66)も、「この間NHKの日曜討論でも、各党が軍備拡大を言う中で、共産党だけが反対してた」、副支部長の青淵昭二郎さん(73)は、「広島出身の岸田首相に代わっても全然変わらず軍備拡大と言っているということは、根本的にこの政権を変えんとあかんということや」と話しました。
 村井さんの祖父は、長崎の原爆で妻を失い、自分も重傷を負いながら被爆者救護に当たった永井隆医師(『長崎の鐘』の作詞者)のいとこに当たるといいます。祖父は早くに亡くなりましたが、子どもの頃から祖母たちに、「平和が大事。戦争は絶対にいけない」と言われて育ちました。
 「自分ができることで戦争を止めたい」と話す村井さんは、この日の駅前宣伝で、「戦争許さない『核共有』とんでもない」と手書きした模造紙を掲げて1時間立ち続けました。

「消費税下げて」の声

JR熊取駅前で「赤旗」日曜版の宣伝をする共産党熊取東支部・後援会のメンバー=3日、熊取町内

 建築関係の職場を定年退職し、現在、地元スーパーでアルバイトをしている荻田支部長は、物価高騰の中で特価商品を必死に探す客の姿に、消費税減税の必要性を実感しています。
 駅前宣伝でも、「赤旗」日曜版と日本共産党への疑問に答える「はてな」リーフを受け取った50代の女性が、「前にももらったけど、この新聞は面白い」と話した後、「消費税を絶対に下げてほしい。今度はたつみさんに入れるから」と話して行きました。
 毎週金曜日の駅前宣伝は、2015年9月、戦争法案(安保関連法案)が強行可決されたことへの抗議の思いを発信し続けようと、翌10月から青淵さんが妻の孝子さん(71)と2人で始めました。その後、党支部として取り組むことになり、「赤旗」日曜版の宣伝を行うようになりました。
 「続けていると、新聞を受け取ってくれなかった人も取ってくれるようになった」と孝子さんは言います。

活動できなかった人も

 熊取東支部では、これまで活動に参加できなかった人にも声を掛けることにも力を入れています。荻田支部長は、「入党した時は情熱と希望を持って入った人ばかり。そんな人に改めて呼び掛けたら、選挙の宣伝カーの運転手をしてくれるようになったり、自宅を支部会議の場所に提供してくれたりします。若い人への働き掛けと同時に、この活動も粘り強くやっていきたい」と話します。
 青淵さん宅では、日本共産党を語る集いも開催してきました。今年2月、清水忠史前衆院議員を招いた集いには、コロナ禍の下で人数制限しながらも17人が参加。半数が党外の人でした。
 青淵さんは言います。
 「9年前、たつみコータローさんを国会に送り出した時、国会ですぐに活躍する姿を見て本当に頑張って良かったと思いました。共産党の議員が増えればそれだけ政治がよくなる。平和と暮らしがかかった参院選で必ず躍進させたい」

(大阪民主新報、2022年6月12日より)

月別アーカイブ