2022年07月08日
日常が続く背景にあるのは9条
外交、カジノ…党の主張に賛成
大阪城ホール元理事長 土井魏さん(94)
今年5月、共産党の人が自宅のポストに憲法改悪反対の署名用紙を入れてくれていました。妻と相談し、2人分の名前を書いて共産党の事務所に送りました。
私は昭和4(1929)年生まれで、物心ついたころからずっと戦争でした。学校の友達といつも日本の国はどうなるだろうと話していました。旧制中学(現在の高校)に入った時から勤労奉仕、勤労動員で勉強もできないまま卒業し、兵役を逃れられると聞いて旧制の大阪高等学校(現在の大阪大学)の理科に行き、終戦を迎えました。
新憲法に戦争放棄と書かれたと知った時、本当にいいことだと思いました。戦争が終わった45年から今日まで、普通の日常が続いている背後には、憲法の戦争放棄の条文が光っているのです。これを変えて難儀するのは子や孫たちです。
新しい憲法になってわずか75年です。永久に戦争を放棄するというのですから、この状態がずっと続かなければいけないのです。変えてしまえば、日本はまた戦争する国になると世界から思われるでしょう。
どれだけ厳しくても外交でやることが一番大事。これをできる人が総理大臣や外務大臣になってほしい。共産党は徹底して平和外交をと主張してきましたが、本当にその通りだと思います。
大阪では維新がカジノまでつくろうとしていますが、こんなものをつくれば貧困と格差が広がるだけです。たつみコータローさんは反対しています。
平和、カジノ、どの問題でも共産党が言っていることに賛成です。今度の選挙では共産党とたつみさんにぜひ頑張ってほしいと思います。
(大阪民主新報、2022年7月10日より)