平和と暮らし守って1世紀
日本共産党が創立100周年
〝国民と共に社会変革〟へ全力
日本共産党創立100周年を迎えた7月15日、同党の清水忠史前衆院議員・府副委員長は、大阪市福島区の阪神野田駅前で山田みのり・党北福島地区委員長・福島区生活相談所長と共に街頭宣伝し、「『日本共産党』という誇りと伝統ある党名を高く掲げ、国民の苦難を軽減し平和憲法を守り抜くたたかいに全力を尽くします」と訴えました。
清水前衆院議員らが訴え
不屈のたたかいは憲法の原則に
「日本共産党が歩んできた1世紀の歴史には反戦平和、国民の苦難軽減、民主主義と社会進歩を目指す立場が貫かれている」。1922年7月15日に創立された日本共産党の歴史を取り上げた清水氏は、国家権力による弾圧・拷問で命を奪われた党員作家・小林多喜二や、24歳で生涯を閉じた女性活動家・伊藤千代子の生きざまを紹介しました。
国民の人権を抑圧し、対外侵略を拡大した専制政治の下、日本共産党以外の全ての党が自ら解散して「大政翼賛会」に合流し侵略戦争と植民地支配を推進したと述べ、「命懸けで『主権在民』『反戦平和』を掲げてたたかった日本共産党の不屈のたたかいは、戦後に制定された日本国憲法の中に、国民主権、民主主義、平和主義の大原則となって結実した」と強調しました。
覇権主義と対決自主独立守って
清水氏は、旧ソ連や中国の乱暴な干渉攻撃と果敢にたたかい、覇権主義と対決して自主独立の立場を確立してきた歴史を紹介し、「平和と民主主義を壊す逆流を打ち破るために、共に力を合わせよう」と述べました。ウクライナの悲劇を利用した軍事費2倍化や「核兵器」共有の議論・憲法9条改悪の動きを批判し、「反戦・平和を貫く日本共産党と力を合わせ、国民の命と暮らし、平和を守る政治を実現しよう」と訴えました。
「私たちが何より大事にしているのは、国民の共同の力で社会を変える取り組み」と述べた清水氏は、歴史に裏打ちされた党の魅力と共に、科学的社会主義を土台として、国民との共同の力で社会を変える展望をいっそう広く語り広げていくと表明。「不屈のたたかいの到達点に立って、新たな未来に向けて幅広く力を合わせていく」と語りました。
国民のあふれる願い実現へ奮闘
宣伝では、地元支部・後援会の人たちも多数参加し、プラスターを掲げ、参院選結果を伝えるビラを配布しました。
山田氏は、4議席を獲得した参院選結果にお礼を述べ、「掲げた公約実現へ全力で頑張る」と決意を表明。平和と民主主義を守るため頑張ってきた100年間の歴史に触れながら、ロシア軍によるウクライナ侵略の即時停止、軍拡政治からの転換と憲法9条を生かした平和外交の実現、消費税5%減税など物価高から暮らしを守る経済政策、カジノ誘致断固阻止など、国民・市民のあふれる願い実現へ頑張りたいと訴えました。
(大阪民主新報、2022年7月24日より)